アッシェンバッハの彼岸から -21ページ目

おしゃれだとか流行だとか

"ナチュラル系"なる「系統」が人気だそうな。
これだけ廃刊や休刊が相次いでる雑誌業界で、この”ナチュラル系”にあたる雑誌数誌だけは、バックナンバーにプレミアがつくほどの人気なんだとか。
(と、数日前の日経新聞に書いてあった)。


ちょっと調べてみたところ「おうちで楽しく」だとか
「日常の中に幸せを」だとか「自炊ライフ」だとかを、
"オシャレ"なものとして提案・推奨してくのを目的とした雑誌らしい。
そういやクルマでなく自転車とか「弁当男子」とかってコトバも流行ってるよなー。

……っていうか何これ?
どれもこれもわたしの、10年以上前から続く当り前の毎日ではないか。

そもそも安上がりな人間にできてるわたしは、毎日おうちにいても恐らく飽きないだろうし、仕事さえ忙しくなければ毎日3食自炊が理想だし、手弁当持って通勤してるし、休日の移動手段はもっぱら徒歩か自転車だ。
でもコレって別に、オシャレだからやってることじゃない。
自分がすきでやってるだけのこと。

それが何だか、「おしゃれ」とか「流行」とかっていう安っぽいコトバで括られ、紹介されてる。

なんか、無性に腹が立つ。
だいたいわたしは「おしゃれ」とか「流行」ってコトバが大嫌いなのだ。

ちょっと前まで、ちょっとばかし景気が良かったからって、セレブブームだの、IT社長を持ち上げてみたりだの、
六本木だの表参道だののショッピングモールやら青山や銀座の高級ブランドショップに殺到しては、モテたいだのセレブになりたいだのと浮かれていた阿呆どもが、何をいまさら「おうちで楽しく」だ。
同時にディズニーランドや任天堂が過去最多の利益を計上したりしているではないか。


つまり、相も変わらずみんなヒマをもてあまし、そのくせ何をしたらいいのかわからないんだろな。