アッシェンバッハの彼岸から -16ページ目

お茶の間はどこへいく

体調を崩したり文字通り身体のバランスを崩したりして、1ヶ月もパソコンとゆうものから離れていた。仕事も休みで暇なのに。

で、あるきっかけで超久しぶりにメールソフトなんてものを覗いてみたのだが、ほとんどがDMばかりの中に、いくつか友人からのメールが届いており、自分の不義理ぶりを思い知らされることになった。


んで、そんな中に4月頃、友人から「これおもしろいよ」といくつかYouTubeのURLを貼り付けたメールが。

こいつよほど暇なんだろなと思いつつ、同様か彼以上に暇なわたしである。もちろん即チェックしてみる。


ひとつは、志村けんの番組で赤ちゃんの扮装をしてオギャーオギャーと泣いている、

人気絶頂の頃の沢田研二。なんで!!


もうひとつは名前も聞いたことのない昔のアイドル。中村正俊(長髪でやたら若い)が先生役の、青春ドラマのワンシーンで、ステレオタイプな優等生役。


ザ・ベストテンだかトップテンだかの歌謡番組。


伝説のミノルタCM「今のキミはピカピカに光って」で木陰でジーンズを脱ぐ宮崎美子。


・・・こいつ変態か。

と思いながら、薄暗い部屋でこれらの映像を眺めてるわたし自身もどうなんだ。


そんなたわいもない時代遅れの、というかいずれも80年代のテレビ番組の映像を見てておもう。

そういやこの頃って、家の中心に確実にお茶の間ってのがあった。


だってセクシーで大人気のジュリーが志村けんと一緒にこんなバカなことをやってるんだよ?

この、今じゃどっか行っちゃったアイドルもいかにもお茶の間のアイドルって感じ。ビキニ姿の宮崎美子だって健康的で全然いやらしくないし。

いずれも、お茶の間に置かれたテレビから人気者になった人たちばかりだ。

わたしが子どもの頃は、志村けんの番組を見たがっては母親に叱られたっけ。


ところで、子どもたちがパソコンやらiPodやらゲーム機などで、一人ひとりがめいめいの世界にこもって楽しんでるのが現代。

いまの子どもはケータイやらパソコンで、志村けんのお下劣なコントどころじゃなく、もっともっといろんなものを見てるわけだよね。それも1人で。


わたしの子どもが大きくなる頃には、いったいどんな時代になってるんだろう?

お茶の間は、親は、子どもは、家族の概念とはどんなものになっていくのだろう?


そりゃ、マイケル・ジャクソンの時代も終わるわけだよねぇ、とひとりごちてみる。

お茶の間のテレビから飛び出して、ムーンウォークだスリラーだって強烈なインパクトで子どもから大人までを魅了したのが彼だった。


友人が送ってきた最後の映像では、何かの歌謡番組で中島みゆきが「時代」を歌っていた。

名曲である。そしてこの唄だけがいまも時代遅れじゃないんだよね。