In a bird cage

In a bird cage

これは空想の話、そして現実の話。

子供の頃から視界にはいつも影が映り込む。
見上げる頭上には放射状に金色の柵が広がっていて、
私をすっぽり逃がさないように覆っていた。
足にもいつの間にか鉄枷が嵌められ、
今も自由と熱を奪い去り、私を孤独の中に閉じ込める。

おすすめグルっぽ

【僕らの居場所-大人になれない私達-】
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コンセプトは"子供"向けのメンタル系グルっぽです。
大人になりきれないなと思っている方はぜひご参加ください。
利用規約はわりとゴチャゴチャ書いてありますが、
実際のところ、読んでいなくても問題ないそうですよ。
悩み相談に使ったり、まったりしたい時にでも使ってあげてください。
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眠っても覚めても誰もいない
夢さえも私を拒絶する
生きる努力をするほどに苦しくなる
失うことには慣れている
けれど、もう何も与えないで
期待させないで
久しぶりに本来の自分と向き合っている。
生きる意味とか希望とかそんなつまらないことはどうでもいい。
どうせ食事も睡眠もしかたなく強制されて続けさせられるのが関の山で、
私がどう思っていたって、周りには楽しそうにやりたいことをやってるようにしか見えやしない。

ねぇ、楽しいってどんなことなの?
死にたくないってどうして思えるの?
簡単そうに食事して眠って、未来のこと夢見ちゃったりしてさ、
そんなに難しいこと、どうして出来るのか教えてよ?
私の魂は宿り木のようなものなのです。
幾重の籠に閉ざされた私の心に届くものは本当にわずかで、
疲れも痛みも知らずに生きていける肉体を私は眺めている。
それはきっと天からのせめてもの情けなのでしょう。

そして、その強固なフィルターは私の世界から色を奪い、
温もりを奪い光も闇もない均一な嘘に仕立て上げてしまう。
一言で言うなら空虚な世界を私は生き続けてきた。

人間は電子を翔ける翼こそ手にすることはできるけれど、
時間を翔け抜けることはできない。
もし、私のことをそんな風に見ている人がいるのなら、
断言してもいい、私は天秤の片皿に私のあらゆる喜びを乗せているのだと。
冷静過ぎるくらい冷静に自分を振り返り分析を繰り返すことで、
世界から色を取り除き、真理のカケラを抽出する。
それはもはや人間らしい人生とは言えないとしても、
慣れてしまえば存外悪いものでもなかったのだ。

けれども、私はそうやって止めてしまった時間を取り戻さなくてはならない。
そのために必要なもう一つの存在が宿主。
私の代わりに世界を感じて、人間らしさを私に教えてくれる存在。
そんな人がいてくれるから、私は限界までの努力ができる。
その絆があるから、目的も意味も壊れきった人生に
新しい導の灯は点る。

(そして皮肉にも宿り木にとりつかれた宿主は枯れてしまうのだ)