第24回:道を極める-日本人の心の歴史-(’16) | 放送大学院学習の記録~教養の意義を問い続ける旅路~

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2015年4月に修士選科生としてスタート。教養とは何か、なぜ必要なのか、人文学を通して追求していきます。

この科目は、日本思想史かと思いましたが、そうではなく、歌道、茶道、武道、弓道、柔道などあらゆる道を極めた偉人の業績を辿るというものでした。

 

紀貫之、西行、兼好法師、世阿弥、狩野永徳、松尾芭蕉、宮本武蔵、葛飾北斎などの人物をとりあげ、どのように道を極めたかを見ていくというものです。

 

担当講師は武道を専門としているようで、宮本武蔵の『五輪の書』を特に詳しく論じていました。余談ですが、担当講師はEテレの「100分de名著」の『五輪の書』の回に出演していました。

 

道を極めるといっても、技を極めるのでなく、人間性を高めるというのが日本における芸道の神髄というのが講義の要旨です。

 

道を極めることはすなわち精神修養であり、生涯をかけて追求していくものである。こういう切り口での日本史は初めてだったので新鮮でした。

 

中間添削指導、単位認定試験とも、印刷教材で取り上げた人物の道の極め方を論じるというものでした。中間添削指導で取り上げた人物を単位認定試験でも書く場合は、さらに内容を深めることが注意書きとして付されています。

 

私は中間添削指導で西行、単位認定試験では松尾芭蕉を取り上げ論じました。いずれも道を極めることすなわち精神修養であるようなことを書きました。