第21回:アフリカ世界の歴史と文化(’13) | 放送大学院学習の記録~教養の意義を問い続ける旅路~

放送大学院学習の記録~教養の意義を問い続ける旅路~

2015年4月に修士選科生としてスタート。教養とは何か、なぜ必要なのか、人文学を通して追求していきます。

この科目は、独特で、担当教員がアフリカ史を研究している大学教授を招いて対談形式で進めていきます。

 

しかもそれが印刷教材のテーマには合致していますが、話している内容は印刷教材からどんどん離れて行ってしまいます。

 

なので、アフリカ史に対する雑談を聴いているような感じです。担当教員が相手教授に質問を投げかけるインタビューをしている感じでした。

 

内容は、古代から始まって現代まで幅広かったです。古代のカルタゴの話、エチオピアのコプト教から、中世期イスラム勢力が東海岸を席巻した話などは興味深いものでした。

 

さらには近代の大西洋奴隷貿易から現代の独立運動のことも取り上げていました。アフリカ通史というよりは、キリスト教史観でないアフリカ史という感じです。

 

中間添削指導では、アフリカのキリスト教史をまとめるというもの、単位認定試験はヘロドトスとイブン=バトゥータのアフリカ史観を比較して論じるというものでした。

 

いずれも800字から1000で書くというものです。試験は持ち込み可でしたが、印刷教材の記述部分はわずか。講義全般で語られた西洋から見た暗黒大陸観ではなく、キリスト教、イスラム教など様々な歴史的事象が見られたというようなことを書きました。