毎週お店の前を通って行列の少なさ加減を見計らって訪問しようと思っていたのですが、今回階段の上まで行列がなかったので「チャンス」と思い、並びました。
それでも席に着くまで30分程度、並んでから食べ終わるまでちょうど1時間かかりましたので、他の日に並んでいたお客さんは1時間以上かかってるのかと思うと、人間の食に対する情熱に頭が下がります。
●料理・味
定番だという、南の島のロースカツ定食1,598円注文。
このボリュームでこの肉質なら、この値段は安いぐらいかもしれません。
見事な色をしたお肉は、肉質そのものの弾力のある適度な柔らかさが全品でした。確かに有名店だけあります。一方で衣の方はちょっと厚めですぐほどけてしまうので、箸で押さえながら食べなければならず、この点は残念。
最初はそのままで、次に塩で、その次にレモンと塩で、最後にソースとからしで食べるとお肉が色々味わえていいかもしれません。
ロースなのでしょうがないのですが、端の脂身だけの部位は流石にこの歳だときつい。食べ残せばよかったのですが、もったいない精神で食べてしまったのは後で後悔しました。
ご飯も、とんかつに合わせてふんわり炊きあがっており、こちらも美味しい。
ということで、この肉質と程よい揚げ加減は、流石に名店だなと思いました。
●雰囲気・サービス
店主の方が一人で揚げている、というか彼が揚げるからこその名店だと思うので時間がかかるのは、しょうがないと思います。
お店の雰囲気は、古民家風の作り。
隣駅水道橋駅の「かつ吉」、柏の塩梅、横浜のかつ久無庵など、皆さんとんかつ屋さんは古民家風が多いのですが、これって、皆さん同じ系列ってことなんでしょうか?
地下1階のお店は、テーブルもカウンターも双方あり、多人数でも一人でもOK。
食べ終わって外に出ると1時過ぎにもう閉店の看板。確かに小規模なお店なのでたくさんお注文は難しい。したがって行列するのは致し方ないですね。