本格和食店は、基本予約制で料金ごとに予約寺に選択するのが一般的ですが、ここもそのパターンでアラカルトはありません。そして昼は3,000円、夜は6,000円のコースのみです。
それにしてもこのメニューで昼の3,000円は実に安いです。あまりに安いので大丈夫かなと思ったのですが杞憂でした。
メニューです。1ヶ月ごとに変わるそうなので、次回行くときは月を跨ぐとよろしいかと思います。
○料理・味
旬菜⇒お造り⇒蒸し物⇒中皿⇒強肴⇒食事⇒デザートの順に供されます。
旬菜は、7種類で夏らしい食材(茄子・トマト・オクラなど)を使って結構なボリューム。海老手まり寿司は、馴染みの寿司屋で食べた「天使の海老(ニューカレドニアの養殖海老)」みたいなちょっと甘みがあって大振りな感じの海老。
お造りは、鱧とひらめと鯛だったか。青いお皿は、夏らしくて美しい。お刺身は流石にお高いお店と比較してしまうとちょっと落ちるかな。
鰻の玉地蒸しは、鰻の入った茶碗蒸しみたいな感じ。これは鰻にはぴったりな料理で、ふわっとした鰻ととろっとした卵が調和していて美味しい。
マコガレイの塩焼きは、しっかりした白身でさつま揚げや白菜と揚げの味噌掛とともに食します。
強肴の枝豆と玉葱のする流しは、今日の料理の中で一番お気に入りでした。冷たい食感の中に枝豆の薫りと玉葱の甘みが、口の中でとろっとトロケて、夏しか味わえない味。
最後は冷やしそうめんでしめ、フルーツゼリーとマンゴーシャーベットで終わるのですが、特にマンゴーシャーベットは濃厚な味でこれも秀逸。
しかし、これで3,000円とは恐るべき安さ。
○サービス・雰囲気
窓から入る日光がとても気持ち良い店内。大河ドラマのタイトルにも採用されたことにある書道家の金澤翔子さんによる「れん」というお店の名前の大事も実にオシャレ。
店内は、4人掛のテーブルが4卓にオープンキッチン周りにカウンターあり。広々とした店内で、人口密度低く、ゆったりとした店内です。
給仕の女性は、2名でお客さんの人数当たりで換算するとちょっと贅沢な人手の駆けよう。ということで、眼も良く行き届き、のんびり休日の午後を過ごすことができました。
また涼しくなったらお伺いしたいと思います。ご馳走さまでした。
和 れん (懐石・会席料理 / 本八幡駅、京成八幡駅、鬼越駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0