UEFAファイナンシャル・フェアプレーの抜け道 | 52歳で実践アーリーリタイア

52歳で実践アーリーリタイア

52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

ワールドサッカー専門誌「フットボリスタ」のコラム「CALCIOおもてうら」より、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)について、非常に興味深い記事。

そもそもファイナンシャルフェアプレーとは、クラブが大きな損失を出すと、UEFA主催の大会への参加資格を剥奪するなどの制裁措置が発動させることにより、大赤字を出しながら、高給取りの選手を買って、試合に勝とうとするクラブを排除しようとするルール。そして、オーナー自身がその赤字額を補填するのも禁止。

とは言え、赤字にならなければいいのだから、オーナー企業以外の企業などに、スポンサー契約という公正な商取引の手段で補填してもらえば お咎めなしだ。

PSGは、早速この方法を使って赤字額を補填。息のかかったカタールの公的機関「カタール観光局」との間に日本円換算で年間約180億円という巨額のスポンサー契約を締結して、赤字を補填する算段。

これでは、FFPも全く意味のないルールですね。今後もお金持ちクラブの選手への高額投資は、続くでしょう。