今日も秋晴れ、関東地方は絶好の行楽日和です。
しかし、私は病気なので、出かけられません。
昨日の午後、ヨロヨロとやっと起き上がり、何となくテレビをつけてみたら、ジャーナリストの安田さんの記者会見を放送していました。
3年4ヶ月の拘束で、相当に消耗されたのではないかと思われますが、眼光鋭く、ご自分の言葉を慎重に選びながらしっかりと話していました。
3年前にも、私は具合が悪くなって寝込んでいた時期に、やはりフリージャーナリストの方が拘束されているという事件をテレビで見ていました。その方は、残念ながら殺害されて、無事に帰国することはできませんでした。
話は変わりますが、私は大学生の時に、古代オリエント史を専攻しました。世界史で一番最初に、世界四大文明というのを中学校で勉強するかと思います。
そのうちの二つが中東にあります。
エジプト文明とメソポタミア文明です。
このオリエントの地域は、多数の民族が入り乱れて、年中戦争をしていました。
というか、今の日本のように戦争から無関係でいられるのは、世界的には稀であって、歴史上は、どこでも年がら年中戦争していたのです。
日本も、明治維新までは、年がら年中、内戦状態でした。
ところで、文明の始まりの地だったくらいですから、アラブの地域も、アフリカも、いやアジアも、かつては豊かな地域でした。
ヨーロッパの人達の大航海時代やら奴隷貿易、植民地政策により、豊かな古代の果実は吸い尽くされてしまったというべきではないかと私は考えています。
第二次世界対戦が終わり、中東やアジア、アフリカ地域が次々に独立を果たしていった時も、かつての植民地の宗主国の線引きにより、国ができました。民族の単位とかではなかったのです。
日本の古代オリエント学会を創設された三笠宮様は、欧米の国は、引き揚げた後の処理をきちんとしなかった、将来の紛争の種を残した、と生前にラジオで語っています。
そして、日本も中東地域から長い間、比較的安い価格で原油を仕入れ、その恩恵は富裕層のみを潤し、貧富の格差を助長していったように思います。
誰かをバッシングしても何も解決しません。一人ひとりが、他人の意見の受け売りではなく、自分で考えて判断すること。
これからの混迷の時代を生きていくには、そういう強さと知恵が必要なように思います。