MerryXmas!!
アコールピアノ教室 吉川晃子です。
今回は、ピアノレッスンのお話ではなく、もう一つの仕事、幼児の保育施設での音楽指導についてのお話です。
今日は、保育園で今年最後の年少、年中の音楽授業でした。
コロナの影響で年度初めのスタートが遅れたのですが、今年の9月から今の幼稚園、保育園、
こども園で、全学年全クラスの音楽指導を担当しています。
私の専門はピアノですが、ひょんなご縁から 昨年インターナショナル幼稚園で音楽授業を担当した事から、今年はまた素敵なご縁を頂き、今に至っています。
毎回、何十人もの元気いっぱいの子供たちとの音楽授業は、楽しいしあっという間の時間です。
でも、今まで 沢山 失敗の授業を繰り返してきたことも事実です。
その都度、落ち込み 反省。。振り返り。。見直し。。の連続。
以前のインターナショナルでは、大筋カリキュラムが決まっていたので、そこから学んだことは
すごく大きく、編曲も義務でしたので 多方面から様々な経験をさせてもらいました。
一方、今の園では 全ての授業の流れや内容は 私に一任されています。
毎月ごとの授業案を立てるのですが、これがなかなか頭をひねる作業です。
何もないところから、新しいものを産みだし動かす事って、わくわくするエネルギーを全力で使います。
「これでよいのだろうか?」「子供たちは、どう感じているか?」「先生方の反応は?」「これって意味があるだろうか?」など、葛藤も感じながら。
そんな風に過ごして4カ月。
先日、ふと「音楽は、楽しいもの。美しいもの。気持ちが豊かになるもの」という、いつもピアノ教室でも言っている言葉に思いを馳せました。
その瞬間、目の前の靄が晴れた気分になり、
「そう!子供たちが音楽を楽しんでくれることが1番の目的」「難しいことは考えずに、これは教えるべき!という概念は必要ない」と感じました。
『私自身が、こんなウキウキする音楽の授業なら受けたい!!幼かった自分が音楽で楽しかったこと!を思いながら、授業を進めていこう!』と はっきり思いました。
そんなことを考えていたところ、今日 園長とお話をする中で
「今年はコロナの影響で、細かい部分までは詰められずのスタートだったけど、
基本的なコンセプトは、楽しい音楽授業、やらされてる感でなく 自発的に活動できることを大切にしたい」というお言葉を聞きました。
1年の最後の授業日に、自分の想いも 相手方の想いもつながった気がして 晴れやかな気持ちになるとともに、私は、何故 ピアノレッスン以外の仕事をしているのか?という事もはっきりしました。
音楽を専門的に学ぶ機会のない子供たちにも、隔たり無くすべての子供たちに
「音楽の楽しさを伝えたい、この世に音楽という素晴らしいものがある事を伝えたい、音楽を通して豊かな気持ちを味わってほしい」ということ。
そして、その先に 「音楽が成長の手助けとなり、いずれ人間形成へつながれば」とも
想っています。
そんな願いを抱きながら、これからも もう一つの仕事と向き合っていきたいと思います。
皆さま素敵なクリスマスをお過ごしください。