島原城を堪能した後、次に向かった先はその日の宿泊先となる小浜温泉♪
雲仙温泉は昔、行ったことがあったので、今回は小浜温泉に行くことに・・・
島原からは標識の赤い↑(矢印)の57号線をひたすらまっすぐに行くとショートカットが出来て、比較的、時間があまりかからずに到着することが可能です。
途中、雲仙普賢岳の登山口などを目にしながら・・・ようやく海が見えて来ました。
小浜温泉は海辺にある温泉街・・・雰囲気はなんとな~く熱海の街並みに似ているような・・・
今回、泊まらせてもらうのが、上から2番目に書かれている「旅館 国崎」さん ↓
目の前に広がる橘湾から少し山側にある「脇之谷(わくんたに)通り」に位置する旅館国崎は「日本秘湯を守る会」の会員のお宿で、客室数がわずか10室の小さな旅館です。
2階の窓には簾がかけられていて、風情があり、上品な佇まい・・・
ちなみに旅館の名前の「国崎」は先代の出身地である雲仙市の国崎半島が由来するとのこと。
山頭火(さんとうか)が大好きだった「湯豆腐」の石碑と温泉が湧き出ている源泉が建物の正面にありました。
いつもながら「日本秘湯を守る会」の提灯を見るたびにテンションが上がります
こちらがフロント ↓
夕方に近づいてきたので、ほんのり館内がライトアップされていました。
お宿に入るとフロントの横にあるこちらの談話室の円卓に座ってウェルカムドリンクのお茶とカステラを頂きました。
あくまでも私の中のイメージですが・・・カステラって口の中でパサパサしてしまい、水分を奪われてしまうイメージですが、このカステラは違いました。 しっとりしていて、甘さもほど良い甘さ
すぐ横のお土産コーナーで販売していたので、チェックアウトのときに思わず買ってしまったほど
その他、読書スペースがあったり・・・
自由にさまざまなデザインの浴衣が選べるようになっていたり・・・
なんか心落ち着くお宿だなぁ・・・としみじみ。
写真の手前がカステラです。あ~また食べたいなぁ
廊下に出ると階段のようなモチーフの箪笥が可愛くて・・・あちらこちらにセンスの良い調度品がありました。
館内にある竹細工や木工の作品は全てご主人の奥さんのお父様の作品だそうです。
元美術の教師だったスタッフの方が書いた館内の見取り図 ↓
一つひとつ、全てのものに温かみがあり、我が家に帰ってきたような懐かしい気分に・・・
私たちが宿泊した「すいせん」 ↓
コロナ禍あるある・・・のお部屋に入るとすでにお宿の方がお布団をひいておいてくださっているので、有り難い。
お部屋に可愛らしいメッセージカードが・・・
「本日はご宿泊いただきありがとうございます。 どうぞゆっくりおやすみ下さい」 ↓
部屋に着いて少しゆっくりした後はまずは「家族風呂」に入りに行きました ↓
「家族風呂」までは小さな池がある中庭を通って移動しました。
「檜の風呂の家族風呂」 ↓
ちなみに「旅館国崎」には内風呂の家族風呂が2つ、屋上露天風呂の家族風呂が1つあり、男女別の共同風呂が1ヶ所ずつありました。
どっしりとした構えの檜の内風呂 ↓
大きな丸太を4段に組み合わせて作られたのだそう・・・
そんな丸太の浴槽にざぶ~んと入ると、「ざざ~」と贅沢なほどの源泉が溢れ出て行きました。
あまりの気持ちよさに「ふ~」と声が出てしまったほど
毎分430ℓと湯量が豊富で、熱量の高さが日本一と言われている小浜温泉
こちらのお湯も96度と高温ですが、入浴できる温度にするために温泉のパイプを雲仙から流れ出る湧水の間を通して冷ましているそうです。
その次には帳場の横にあるもう一つの「家族風呂」へ ↓
「お客さまへ 館内を小さなカニがときどき散歩しています(4月~10月頃)」 ↓
風情のある縦長の石風呂 ↓
私たちはやりませんでしたが、こちらの石風呂ではなっ、なんと事前に頼んでおけば、温泉に入りながら日本酒が飲めるサービスがあるんですよ~!!
なんて粋なサービスなんだ・・・これまでやったことがなかったので、今、考えてみればやってみれば良かったです
温泉ブログを書かれている方なら分るかと思いますが・・・お宿に到着したら日が暮れるまでに出来るだけ、お風呂(特に露天風呂)の写真は撮影したい・・・
ということで怒涛のように館内の全てのお風呂めぐりを済ませます(笑)
可愛らしい脱衣場 ↓
「ここの源泉は温度96度 毎分430ℓで国崎の敷地・地下100メートルより湧出しています・・・主人」 ↓
全ての脱衣場に手書きで味のある温泉の説明書きがあり、入るたびに心が癒されました。
こちらが女性専用の内風呂 ↓
特筆すべき点が、通常ならば女性専用のお風呂がずっと女性専用だったり、夜の一定の時間帯になったら男女のお風呂を交替したりすることがほとんどですが・・・確か、20時か20時半以降になると男女の風呂ともにそれぞれ貸切風呂となり、内側から鍵をかけて入るようになっています。
家族だけでゆっくりと温泉に入りたい・・・というコロナ禍の中でのうれしい配慮。
少ない客室数のお宿だから出来ること、大型の温泉宿ならばこういうことはできないですねっ