素朴な疑問 | 今ここのブログ

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戦争に勝ったり、他の地域を新しく支配した時に、勝った側は何をするでしょうか?

まず自分たちの言葉を強制させますね。

負けた側も生き残るために、生活するために言葉を変えます。

次に勝った側の宗教を負けた側に広めます。

その次に勝った側の文化が負けた側に徐々に拡がっていきます。

また勝った側の祖国では他の地域を占領したと誇らかに記録を残します。そしてそれを代々伝えていきます。

日本の二千年前ぐらいからの古代において、日本人は古代ユダヤ人の末裔だったという説があります。天皇は、大和朝廷は高句麗の王族だったとか、扶余(朝鮮の西北地方に存在した国)だとか、秦の始皇帝の流れを汲んでいるとか、古代ユダヤ人だとか、いろいろ説があります。

しかし日本の神道において、日本人の思考習慣において、それらのどの国の生活文化や思考文化の匂いがしません。一部分古代ユダヤ文化が神社文化に入っているのかも知れませんが。

勝った側が負けた側の言葉や宗教を受け入れるということはあり得るでしょうか?

勝った側の祖国に記録を残さないということはあり得るでしょうか?

また第三国(この場合は中国)の歴史書に何も書かれていないということはありえるでしょうか?

古代中国、古代朝鮮、古代ユダヤにおいて八百万の神という文化は存在しません。

殺した相手を神として祀る文化は日本にしかありません。

ただ私の感覚ではモンゴル遊牧民のシャーマニズムは神道に近いと思います。それは縄文人が北方モンゴロイドと南方モンゴロイドの混血なので、その流れは納得がいきます。

日本の安全のために朝鮮半島の安定と自立というのがとても重要だったのは二千年前も今も変わりません。そのために白村江の戦いなどに倭国は出兵していたのです。

渡来人が日本を占領したという説がいろいろあります。しかし川を渡る船と大海を航海する船では大きく違います。また船団、海軍の運営というのは一朝一夕に出来るものではありません。一度に50人、100人程度の渡来人はしばしば存在したと思いますが、日本を支配するほどの船団が朝鮮や中国で作れたとは思われません。

少なくとも中国が日本にわざわざ侵攻して支配する理由は何も無い。では、朝鮮の高句麗や扶余はというと、大量の船を造る技術と船を組織的に運航する技術は持ち得なかったと思います。船と馬では扱いがあまりに違います。それに分裂と統合と戦争を繰り返している朝鮮半島から日本へ出兵する理由も能力も無かったはず。なぜなら日本に向けて、たとえば五千の兵を送ればその分、自分の国の兵力が少なくなるのだからそんな怖いことは出来なかったはず。

朝鮮半島から文化も文明も大和朝廷も入ってきたと考える人たちも多くいるようだけれど、それは無理な話ですね。

日本人も今の若者と中高年では人種が違うと思えるほどの違いがあります。それは概ね食べ物のせいです。

縄文、弥生、古墳時代と食べ物が変化してまるで人種が違うほどの変化をしたのかも知れません。そのように書いている本はあります。

少なくとも大和朝廷の出自が何であるにせよ、呉越戦争などを見ていた日本の海人(あま)族は日本を統一しなければ将来起こり得る大陸(中国)からの侵略に対応できないと考えて統一運動を起こしたのだと思いますね。

そのために、えっちらほいさっさと九州から青森まで日本尊(ヤマトタケル)は日本統一に向かう必要があったのでしょう。

そして朝鮮半島の南半分は日本の影響下か支配下に置く必要があった。それは1900年代も同じですね。

日本語は古代百済語という本が韓国の学者によって書かれているのがあります。事実は逆なんですね。

倭人が百済を倭国の飛び地のように支配していたので、日本語(倭国語)が百済で使われていたのです。

その本には古代百済語は朝鮮では消滅したけれど日本に残ったというように書かれていますが、倭人が百済から撤退したから倭人語が朝鮮半島から消滅したんですね。

いつになっても日本にとって朝鮮半島の自立的安定は不可欠なのです。それは二千年前も今も変わらない地政学なのです。

すなわち日本は渡来人による文化を吸収しながら、新日本人が旧日本人を支配していったのかも知れませんね。以上すべては空想的仮説です。

それにしても天皇の出自が分からない。それにどうして権威を権力と離して国家が成立し得たのでしょうか?

どうして日本人は神社に何も考えずにお参りするのでしょうか?それは何も考えずにクリスマスを楽しむのと同じなのでしょうか?日本人にとって神社もディズニーランドも同じなのでしょうか?

何でも受け入れて自分のものにしてしまう文化を日本人は何千年変わらずに遺伝子として持っているのでしょうか?

天皇や大和朝廷が元々何であるにせよ、結果として、平和と調和=大和=ダイワ=ヤマト=日本という成り立ちがあったことは有り難いことです。

天皇家の歴史がどうあろうと、幕末に天皇のすり替えがあったとしても、結果として明治天皇、昭和天皇、平成天皇と美智子皇后を戴いている日本人は幸せで幸運な民族だと思います。

他の国では度重なる虐殺に民族殲滅の繰り返しだったわけですから。