今回、ここ箱根の山の標高890M 早雲山麓で行方不明になったセッター茂造くんと
どうやって見つかったのか！をこのブログで公開することで少しでもお役にたてればと思いました。
2015/2/7
●9：00
うちは旅館です。この時間は朝食が終わる時間で、バックヤードのわんこたちの
おしっこタイムとわんこたちが過ごしている空間のお掃除をしています。
直に1階の庭（ドッグラン）にでれるので、そこに開放中にお掃除開始
フェンスは150センチ、片側は3ｍ程度の崖です。
●9：15
全員をお部屋に呼び戻し（ここで茂造くんはいなかった）
すぐにチェックアウトの準備
脱走経路
左側崖を登った可能性大
フェンス越えや穴をほった形跡はない
10：30
チェックアウト後日常業務
10：50
2階ドッグランで全員お遊びタイム
ここで茂造がいないこに気づく
11：00-12：00
預かり元の保護団体（おーあみ避難所） へ報告
同時に迷子ポスターを作成してくださり、データで送ってくださいました。
すぐさま大量印刷、A4パウチして方方に掲示依頼に駆けまわりました。
その後なんと大網さんご夫婦が横浜から心配してかけつけてくれました。
近所の保養所の方に聞いてまわる
近所を探し、雪の足跡を探る
館内清掃業者さんに情報があったらお願いする
箱根町役場、小田原警察、御殿場警察
ツイッター、フェースブック掲載
13：30
先程の清掃業者さんが伊豆箱根バスの運転手さんに情報提供
すぐに連絡が入り当館より1ｋ先大涌谷方面の「下湯バス停」にいたと。
13：40-22：00
下湯バス停付近を捜索
この間各バス停、早雲山駅、強羅駅、コンビニにパウチしたポスター掲示依頼
正直、途方にくれる、気温氷点下2度、積雪10センチ
情報提供協力連絡先 タクシー会社7社、伊豆箱根バス、御殿場ゆう動物病院
小田原動物病院
ファックスにて迷子ポスター送信、各営業所へ情報共有をしましょうとありがたい
ご対応をいただく
2/8
6：00
下湯バス停からポーラ美術館までの山中を捜索
同時に朝食準備
6：30
ここで別系統のバス会社「箱根登山鉄道バス」にも連絡
範囲を広げる（後にこのことが発見につながる
8：00
再度捜索開始
9：30
箱根登山鉄道バス宮城野営業所から連絡はいる
宮城野（当館から山中直線距離2km程度）の明神平バス停（箱根登山鉄道バス路線）
前を歩いている。「もし可能であれば名前を呼んで口笛を吹けばよってきます。つかまえてくれますか」
やってみますとの温かいお言葉！これで助かったあ。涙がこぼれる
乗務員の方は「シゲゾウまたな！」と声を掛けてくれたのです。
9：45
箱根登山鉄道バス宮城野営業所で預かっていますと連絡はいる
すぐさま営業所へ車を飛ばす。
営業所の車の中で待機していた「しげちゃん」
無事保護確認
別れ際に乗務員の方は「シゲゾウまたな！」と声を掛けてくれたのです。
10：30
茂造帰宅、約24時間の失踪大冒険
足は真っ赤に腫れ、泥だらけ、以上に震えている
すぐに食事、シャンプー
終日ファンヒーターの前で寝むりについた茂造くん
かなり長い時間、身体の震えが止まらない様子
12：00
箱根登山鉄道バス宮城野営業所に謝意を伝えに、心から感謝と
気づいていただいた御礼を。お忙しい業務中に関わらず
お時間を割いてご対応していただきました。
以上2日間の出来事
ツイッター、フェースブックの沢山のご好意のシェアー、リツート
関係各所のご対応に感謝の気持ちで一杯です。
可能性を諦らめず、とにかく早く情報を拡散する
ここは都会ではない。人がいない。車の交通量は多い
夜は暗黒、いのしし出没
でも絶対に見つかると信じ祈ることしか出来なかった。
気を引き締めて初心を忘れず！痛感猛省
追伸
いつも困難に出会った時、社長のコーギーグアムくんに
相談するんです。そして今回もどうしてもシゲゾウをさがしねと
伝えました。ありがとうグアムくん！
