PTAって何? その2 吻合部の狭窄 手術による直し方4 | 日々是シャント 〜群馬のシャント専門医のブログ〜

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透析用バスキュラーアクセス(いわゆるシャント)専門医が日々の透析からシャント、アクセスそして腎移植までの相談内容を分かりやすく?詳しく紹介していくブログです。

狭くなったところをスキップして、確実なところでシャントを作り直すということについてのお話を続けます。

前回は、シャントにおける手術での作り直しの善し悪しについてのお話でした。

今回からは、人工血管における手術での作り直しの善し悪しについて説明していきます。


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左手の人工血管を例にしましょう。

この場合、模式図で表すとこのようになります。


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人工血管が狭くなりやすいところ・・・

それはほとんどが 静脈側の吻合部(出口)、そして心臓へ向かう途中の静脈そのものです。



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なぜ血管が狭くなるのか・・・は、このあたりをご覧ください。


このイラストをよく見てください。


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