ある程度きりのいいところで、一旦話題を変えていきたいと思ってます。
前回、前々回の記事を復習しながらついてきてください!
では、なぜePTFE製人工血管は移植すると腕が腫れるのか?

ズバリ、
人工血管の壁が皮下組織、つまり皮膚の下の組織と癒着する
からなのです!
ePTFE製人工血管の壁は、顕微鏡で見ると小さな穴があいています。
皮下に植え込むと、移植された人間の組織(たとえば、とか)がその穴に入り込んで、あたかも融合したかのように癒着するのです。
簡単に言えば、
人工物なのに、周りの人間の組織となじんでしまう!
ということなんですよね。
この なじむ ことで腕が一定期間腫れてしまうわけです。
次はもう少し、このなじんだことによる結果についてお話しします。