
当時のヨット、全長470cmなので 470級(よんななまる)といいます。
大きなダメージではないようですが、放棄されていました。

セール(帆)も見つけました。比較的新しいもののはずですが、ボロボロです。
完全に蹂躙尽くされたハーバーですが、桟橋(があったところ)に行ってみると

??
結構な数のクルーザーが停泊しているではありませんか!
この船達は流されなかったのでしょうか?
不思議に思っていると、陸揚げされているクルーザーの脇に当時お世話になったコーチがいらっしゃいました!

お話を聞くと、ここの船達は全て津波で流されて、ずっと内陸の方で発見されたそうです。その中で、直せそうな船をクレーンで運んでは丁寧に修復し、また乗り出したとのこと。コーチは一生懸命船の修理をしておりました。笑顔は全く変わっていませんでした。
そして隣のハーバーでは、学生達も練習を再開したと話しておりました。
ここまでは本当に変わり果てた光景ではありましたが、ここにいる人は、当時と何も変わらない光景でした。
大きな影響を被ったにもかかわらず、一日も早く元の生活にもどるため、努力している姿を目の当たりにし、私は涙しました。
皆さんの震災に負けない逞しい心には本当に頭が下がりました。
少しでも何か力になれれば、と思っていたこちらの方が、
逆に皆さんから大きな勇気をいただくことになってしまいました。
ありがとうございました!
以上で移植学会、仙台からの報告を終わります。
おつきあいいただきありがとうございました。