途中、大きなトラックやダンプと何台もすれ違いました。
道路から見る限り、新しい高速道路を作っていたりと、中々活気のある印象です。
ただ、それも海が近づいてくると少しずつ空気が変わってきました。
大きな敷地に集められた廃車の山、山。放置された家屋などが目立ってきます。
以前の見知った道と同じ道筋、懐かしい気持ちでいっぱいなのに、不安が募ってきました。
港町は想像以上の状況でした。
学生時代に皆でアイスを買った店、母船のガソリンを入れたスタンド、飲み明かした旅館・・・
何もかもなくなっていました。

視界を遮る家々が無くなって、景色が変わっていました。
何も言葉が出ませんでした。
今回の震災で無くなられた方々の冥福を心よりお祈り申し上げます。
また、一日も早い復興を願っています。
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合宿所、のあったところは堤防のすぐわきにありました。

白くペンキの塗られた柱があったことで、かろうじてここが合宿所であったことを物語っていました。

何かここがヨット部の合宿所で会った痕跡を探してみたところ、

ティラー(舵をきるための装置)と船台のタイヤ、それとカム、シャックルが数個見つかりました。
一番心配であった、お世話になったヨットのお店の主人ですが・・・
合宿所のわきにあったお店は跡形も無くなっていましたが、大きなクルーザーがおいてあり、そこに住んでいらっしゃると聞き安心しました。
続きます。