シャントって何?シリーズも一段落。皆さんお分かりいただけたでしょうか?
今日から新シリーズ、人工血管についてお話ししていきます。
ホントはもっともっとシャントについて書きたいことはあるのですが、別の機会に少しずつお話ししていきたいと考えております。
さて、現在日本で透析を受けられている患者様は約30万人。
内訳は血液透析(普通の透析)が90%以上、腹膜透析は5%以下となっています。
この血液透析に必須なのが、バスキュラーアクセスです。
バスキュラー(血管)にアクセスする経路、という意味です。リンクはこちらからどうぞ。
何回もこのブログで出ている単語なのでもうご存知ですよね。
では、このバスキュラーアクセスの内訳を見てみると…
自己血管内シャント(いわゆる普通のシャント)…90%以上
人工血管内シャント…5%以下
動脈表在化…5%以下
長期留置カテーテル…5%以下
と、このようになっております。
シャントがバスキュラーアクセスの代名詞のように使われるのも無理はありませんね。
では、人工血管を必要とする患者様はどのような方になるのでしょうか。