今回は、同じ手での再建をあきらめ、この感染部分を摘出することとしました。
このブログでおなじみの術式ですね。

このようなイメージで、まず瘤の上下でシャントを閉鎖し、その後でゆっくりと感染瘤を摘出しました。
このシャントの場合、コブの出入り口の前後の血管が確保しやすかったので、比較的安全に手術を終えることができました。
そうはいっても、手術中に感染していた皮膚の頂点に穴が開いていたことが確認できました。
シャント破裂5秒前くらいの危険な状態であったわけです。
できあがりはこちら

上下逆かな?
シンプルにできました。
感染していないもう一つのコブは、血流が無くなったらペシャンこになってしまいますので、そのままにしました。
この3日後に反対の手に使いやすいアクセスを作成して、手術終了です。