laccdbファイルは、自動作成され、開いているAccessファイルを閉じると自動削除されます。

普段のAccessの操作においては触れることはありません。

ではlaccdbファイルが何をしているのかというと、共有されているデータベースにおいて、レコードがだれによって使用されているか(ロックされているか)を判断するために使用されます。

つまり、データベースを開いているときにlaccdbファイルも一緒に開かれて、レコード ロックの状態となり、他者からは同じデータにアクセスできないようになります。


Accessは特に設定せずに新規作成した場合、共有する設定になっていますので、既定でこのlaccdbファイルが作成される状態となります。



デザイングリッドのフィールドが多いと、テーブル名を変更していくのも面倒です。

こういう場合は、クエリを[SQLビュー]で表示して、SQL文のテーブル名だけを置換すると早いです。

[デザイン]タブの[表示]から[SQLビュー]をクリックします。

SQL文をすべてコピーします。

メモ帳などにSQL文を貼り付け、テーブル名だけを置換します。そして、置換後のコードをコピーして[SQLビュー]に貼り付けます。


デザインビューに切り替えると、デザイングリッドのテーブルが変更されているのを確認できると思います。
 



デザイングリッドのテーブルをすべて変更したら、クエリウィンドウの[T_売上_2009年]を削除します。

フィールドリストで右クリックして、ショートカットメニューから[テーブルの削除]をクリックします。

注意デザイングリッドのテーブル名を変更した後に、不要になったテーブルを削除します。


これで、完成です。


参考クエリウィンドウのテーブル間の結合線は、テーブル間でリレーションシップと参照整合性を設定しているため自動で表示されます。


[デザイン]タブの[クエリ設定]グループにある[テーブルの追加]ボタンをクリックします。

または、クエリウィンドウで右クリックして、ショートカットメニューから[テーブルの追加]をクリックします。

[テーブルの表示]ダイアログボックスが表示されます。

[テーブル]タブから[T_売上_2010年]を選択して、[追加]ボタンをクリックします。

以下のように、テーブル[T_売上_2010年]が追加されます。


デザイングリッドの[テーブル]の▼ボタンをクリックすると、クエリウィンドウに表示しているテーブルがすべて表示されますので、[T_売上_2010年]を選択していきます。

[T_売上_2009年]となっているフィールドは、すべて[T_売上_2010年]にします。


クエリもコピーして使用することができます。

クエリの場合は、デザイングリッドのフィールドはそのままで、テーブルを別のテーブルに変更したいという場合もあると思います。その場合の方法です。

以下のクエリ[Q_売上一覧_2010年]は、クエリ[Q_売上一覧_2009年]をコピーして作成したものです。

クエリのフィールドはそのままにして、テーブルだけを変更します。


既存のテーブルにデータ(レコード)を追加します。

ただし、構造が異なる場合は貼り付けできません。貼り付け先のテーブルに主キーが設定されている場合も、キー違反のメッセージがウィンドウが表示されることがあります。

貼り付け先のテーブルが以下のように、テーブル[T_売上]と同じ構造で、[ID]のインデックスも[重複あり]のようなテーブルであれば、問題ありません。

また、貼り付け先のテーブルの構造が同じで、レコードがないテーブルのような場合も問題ありません。

以下の[T_売上sample]のレコードは10件です。


[テーブルの貼り付け]ダイアログボックスで、[既存のテーブルにデータを追加]を選択して、[テーブル名]のテキストボックス内には、貼り付け先のテーブル名を入力して[OK] ボタンをクリックします。
 

以下のように既存のテーブルのデータ(レコード)にデータのみが貼り付けられます。レコードが追加されます。



テーブルの構造とデータ(レコード)がすべて貼り付けられます。テーブルの名前が異なるだけで、まったく同じ内容のテーブルになります。

以下は、[テーブル構造とデータ]を選択して作成したテーブルです。

テーブルの名前は、[T_売上(テーブル構造とデータ)]としています。

テーブルをデータシートビューで表示すると、すべてのレコードがコピーされています。

デザインビューで開いても、同じ構造となっています。



[テーブル構造のみ]を選択した場合は、テーブルのデザインのみを貼り付けます。データ(レコード)は貼り付けられません。

以下は、[テーブル構造のみ]を選択して作成したテーブルです。

テーブルの名前は、[T_売上(テーブル構造のみ)]としています。

テーブルをデータシートビューで表示すると、レコードはありません。

参考ここでは、オブジェクトの表示は[ウィンドウを重ねて表示する]の設定にしています。


テーブルをデザインビューで表示すると、テーブル[T_売上]と同じです。



参考オートナンバーを振り直したいという時もテーブル構造のみをコピーして使用します。



貼り付ける場合は、[ホーム]タブの[クリップボード]グループにある[貼り付け]ボタンをクリックします。

参考ナビゲーションウィンドウで右クリックしてショートカットメニューから[貼り付け]をクリックしてもいいですし、ショートカットキー[Ctrl]+[V]を使用しても同じです。

右クリックする場合は、ナビゲーションウィンドウ内で行います。


テーブルの場合は、[テーブルの貼り付け]ダイアログボックスが表示され、3つの選択肢が表示されます。


テーブル以外のクエリ、フォーム、レポートなどの場合は、[貼り付け]ダイアログボックスが表示されますので、任意の名前を入力して[OK]ボタンをクリックします。
 



ナビゲーションウィンドウのテーブルやクエリ、フォーム、レポートなどをコピーして活用したい場合は、通常の使い慣れたコピーと貼り付けの方法で構いません。

ただ、テーブルだけは、[テーブルの貼り付け]ダイアログボックスが表示されます。

オブジェクトのコピー

ナビゲーションウィンドウでコピーしたいオブジェクトを選択して、[ホーム]タブの[クリップボード]グループにある[コピー]ボタンをクリックします。

ここでは、テーブル[T_売上]を選択してコピーします。


参考コピーする方法は、右クリックのショートカットメニューから[コピー]をクリックしてもいいですし、ショートカットキー[Ctrl]+[C]を使っても同じです。

テーブルの以外のクエリやフォーム、レポートなども同じ操作でコピーできます。