laccdbファイルは、自動作成され、開いているAccessファイルを閉じると自動削除されます。
普段のAccessの操作においては触れることはありません。
ではlaccdbファイルが何をしているのかというと、共有されているデータベースにおいて、レコードがだれによって使用されているか(ロックされているか)を判断するために使用されます。
つまり、データベースを開いているときにlaccdbファイルも一緒に開かれて、レコード ロックの状態となり、他者からは同じデータにアクセスできないようになります。
Accessは特に設定せずに新規作成した場合、共有する設定になっていますので、既定でこのlaccdbファイルが作成される状態となります。
[デザイン]タブの[クエリ設定]グループにある[テーブルの追加]ボタンをクリックします。
または、クエリウィンドウで右クリックして、ショートカットメニューから[テーブルの追加]をクリックします。
[テーブルの表示]ダイアログボックスが表示されます。
[テーブル]タブから[T_売上_2010年]を選択して、[追加]ボタンをクリックします。
以下のように、テーブル[T_売上_2010年]が追加されます。
デザイングリッドの[テーブル]の▼ボタンをクリックすると、クエリウィンドウに表示しているテーブルがすべて表示されますので、[T_売上_2010年]を選択していきます。
[T_売上_2009年]となっているフィールドは、すべて[T_売上_2010年]にします。
既存のテーブルにデータ(レコード)を追加します。
ただし、構造が異なる場合は貼り付けできません。貼り付け先のテーブルに主キーが設定されている場合も、キー違反のメッセージがウィンドウが表示されることがあります。
貼り付け先のテーブルが以下のように、テーブル[T_売上]と同じ構造で、[ID]のインデックスも[重複あり]のようなテーブルであれば、問題ありません。
また、貼り付け先のテーブルの構造が同じで、レコードがないテーブルのような場合も問題ありません。
以下の[T_売上sample]のレコードは10件です。
[テーブルの貼り付け]ダイアログボックスで、[既存のテーブルにデータを追加]を選択して、[テーブル名]のテキストボックス内には、貼り付け先のテーブル名を入力して[OK] ボタンをクリックします。
以下のように既存のテーブルのデータ(レコード)にデータのみが貼り付けられます。レコードが追加されます。
ナビゲーションウィンドウのテーブルやクエリ、フォーム、レポートなどをコピーして活用したい場合は、通常の使い慣れたコピーと貼り付けの方法で構いません。
ただ、テーブルだけは、[テーブルの貼り付け]ダイアログボックスが表示されます。
オブジェクトのコピー
ナビゲーションウィンドウでコピーしたいオブジェクトを選択して、[ホーム]タブの[クリップボード]グループにある[コピー]ボタンをクリックします。
ここでは、テーブル[T_売上]を選択してコピーします。
参考コピーする方法は、右クリックのショートカットメニューから[コピー]をクリックしてもいいですし、ショートカットキー[Ctrl]+[C]を使っても同じです。
テーブルの以外のクエリやフォーム、レポートなども同じ操作でコピーできます。