Access2021で扱えるデータベースの容量はどのくらい?
Accessデータベースの最大サイズは2GBです。実際にデータとして格納できる容量は、2GBからシステムオブジェクトで使用する容量を引いたサイズになります。
システムオブジェクトとは、Access自身がデータベースを管理するために使用するオブジェクトです。格納できるデータの量を超えてしまいそうな場合は、SQLサーバーなどの、より本格的なデータベースシステムの構築を検討した方がいいでしょう。
MS Office Accessのサイズが2GBを超えてしまったときの対処法
仕事、特にオフィスワークをしているとDBとの関わり無しでは仕事にならない。 大規模システムから小規模なデータのまとめだったりと様々です。 もちろん、大規模システムからデータを抽出し、欲しいデータに加工することだってあるだろう。
そういった意味で、MS OfficeのAccessはお手軽にデータベースを構築でき、DB初心者にも扱いやすく、リンクテーブルを使用すれば大規模システムのDBクライアントにもなるし少し工夫すれば小規模WEBシステムのDBにも出来るツールのため、使っている方も多いだろう。 そんなAccessだが、かなり厄介な制限がある。Accessのファイル形式「.mdb(Office 2007以降の場合は.accdb)」の容量上限が約2GBであるという点だ。
それは、Accessファイルの容量は「MS Office 2003」はもちろん、今後導入されることが多くなるであろう「MS Office 2010」であっても変わらない。 おそらく、ファイル拡張子が2007以降と同じ「MS Office 2013」でも変わらないだろう。過去のバージョンと互換性が失われてしまうからだ。
そもそも、通常のRDBMSは一つないし複数のテーブルごとに一個の物理ファイルとして作成し、それら複数の物理ファイルを一つのデータベースとして扱う方式。 たとえ一つのテーブルが一定以上の容量になったとしても、ある程度自動的にテーブルを分割するため、2GB程度で容量オーバーになることは無い。
しかし、Accessの場合はファイル「.mdb(.accdb)」にすべてのテーブルを格納してしまう。