フィリピン支援に関わるNGO役員・職員の研修プログラム -8ページ目

第3回研修プログラム「フィリピンの政治のシステムと市民社会の役割」のお知らせ(11/6)


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                  フィリピンの政治を知ろう! 

        フィリピンの政治のシステムと市民社会の役割

      【フィリピン支援に関わるNGO役員・職員の研修プログラム

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フィリピンの政治ってどうなっているの?という疑問はありませんか。

フィリピンでは、俳優が大統領になったり、憲法改正の議論が何年も行われたり、法律や政策はあっても実施されていないような。直接選挙で大統領を選び、市民活動団体も多く、86年のピープルパワーも

あって、市民の力は強いようですが、抑圧や貧困は改善されていないようにも見ます。

フィリピン政治の研究者である五十嵐誠一先生をお迎えし、「フィリピンの政治」について理解を深め

ます。政党、議会、地方行政などのフィリピン政治の基本システムと選挙監視、農村開発などにおける

フィリピンの市民社会の役割について、お話いただきます。



■□詳細□■
日時:2009116() 16:30-18:00

申込締切:2009114() ※定員に満たない場合、当日受付可

研修会場:早稲田奉仕園セミナーハウス 100号室東京都新宿区西早稲田2-3-1

http://www.hoshien.or.jp/map/map.html

主たる参加対象:フィリピン支援に関わるNGO職員、関係者

参加費:500

申込方法:団体名(参加者のお名前、役職、勤務年数)、フィリピンでの活動内容、

活動地域、参加動機または聞いてみたい内容、連絡先(Eメール、電話、FAX)を記載し

E-mail(info@acc21.org) 又はFax(03-3945-2692)までお申し込みください。



■□講師紹介□■

五十嵐 誠一(いがらし せいいち)氏

慶応大学文学部文学科卒業。早稲田大学大学院社会科学研究科修士課程修了、同博士後期課程単位修得満期退学。早稲大学社会科学部助手、日本学術振興会特別研究員PDを経て20084月より早稲田大学社会科学総合学術院助教、早稲田大学平和学研究所研究員。博士(学術)。専門は国際関係論、アジア地域研究。アジアの市民社会に関する研究に取り組み、これまで100を越えるNGOの調査を行い、それらの活動にも適宜関わってきた。主著として、『フィリピンの民主化と市民社会』成文堂、2004年、『フィリピンにおける民主主義への移行とその定着に関する総合的研究』早稲田大学出版部、2009年、『北東アジア辞典-環日本海圏の政治・経済・社会・歴史・文化・環境(共著)』国際書院、

2006年、『市民社会の比較政治学(共著)』慶應大学出版会、2007年、『東アジアの中の日本-環境・経済・文化の共生を求めて(共著)』富山大学出版会、2008年、などがある。


■□当研修プログラムについて□■

この「フィリピン支援にかかわるNGO役員・職員の研修プログラム」はフィリピンで活動するNGO

特に中小規模NGO役員・職員の組織・事業運営能力向上と、日比間の協力関係構築を支援することを

目的に、ACC21()地球市民財団が共催で実施する研修プログラムです。


■□問合せ先□■

アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)

113-8642 東京都文京区本駒込2-12-13 アジア文化会館1F

電話:03-3945-2615 FAX03-3945-2692 担当:西島恵

E-mail:info@acc21.org

[主催] アジア・コミュニティ・センター21 /財団法人 地球市民財団





◆第2回研修プログラム「効果的なイベント広報を考える」のお知らせ(9/26)

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       ■□効果的なイベント広報を考える□■
  【フィリピン支援にかかわるNGO役員・職員の研修プログラム】

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■□研修内容□■
グローバルフェスタ…チャリティーコンサート…フリーマーケット…学園祭…。
外部で開催されるイベントへの参加は、団体の活動を広め、仲間を増やしネット
ワークを広げるまたとない機会。一方で、”果たして思うような効果はあるのか…"
と、担当者は常に不安を抱えているのが現状です。

今回の研修プログラムでは、イベント経験を参加者で共有し、そして課題を発見
し、"より魅力的なアピール"を一緒に考えます。また効果的な広報の "コツ"、
説明用資料の作成・使い方やブースデザイン/ディスプレイの注意点、ブー
スに人を呼び込むための会話術などを、ゲストを招き学びます。

まずは10月開催のグローバル・フェスタにも実践できる工夫を、そして今後の広
報活動に活かせるヒントを、皆様と共有できればと願っております。



■□講師□■
小林由紀男氏(NGO組織経営アドバイザー)
外資系企業で経営管理業務に従事した後、青年海外協力隊でケニアに赴任、その
後、東チモール、カンボジア、ラオスなどにて支援・調査活動に従事。元(財)日
本ユニセフ協会 個人・企業事業部部長、日本プロジェクト・マネジメント協会
会員(プロジェクトマネジメント・スペシャリスト)



■□詳細□■
日時:2009年9月26日(土) 14:30-17:00
申込締切:2009年9月22日(火) ※定員に満たない場合、当日受付可
研修会場:アジア文化会館(東京都文京区本駒込2-12-13)
     →http://www.acc21.org/contact.html
参加対象:フィリピン支援に関わるNGO職員、関係者
参加費:500円
申込方法:団体名(参加者のお名前、役職、勤務年数)、フィリピンでの活動内容、
 活動地域、連絡先(Eメール、電話、FAX)を記載し E-mail(info@acc21.org)
 又はFax(03-3945-2692)までお申し込みください。
※昨年グローバルフェスタに出店された団体は、セミナー当日、昨年の様子がわ
 かる写真をお持ちください。


■□当研修プログラムについて□■
この「フィリピン支援にかかわるNGO役員・職員の研修プログラム」は
フィリピンで活動するNGO、特に中小規模NGO役員・職員の組織・事業運営
能力向上と、日比間の協力関係構築を支援することを目的に、ACC21と(財)地球
市民財団が共催で実施する研修プログラムです。
【詳細は→http://ameblo.jp/acc21/】



■□問合せ先□■
アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)
〒113-8642 東京都文京区本駒込2-12-13 アジア文化会館1F
電話:03-3945-2615 /FAX:03-3945-2692 担当:西島恵
E-mail:info@acc21.org
[主催] アジア・コミュニティ・センター21 /財団法人 地球市民財団

◆「課題の共有とプログラム説明会」開催のご報告(8/12)

8月12日(水)、第1回「フィリピン支援にかかわるNGO役員・職員の研修プログラム―課題の共有とプログラム説明会―」を開催しました。ゲストには、日本ヌエバエシハ・ファウンデーション代表理事の二瓶麻里氏、NGO組織経営アドバイザーの小林由紀男氏をお二人をお招きし、お話を伺った後、参加団体が抱える課題について自由に発言し、共有する時間を設けました。



■「フィリピン人から見た日比間の交流と協力」
  二瓶麻里(日本ヌエバエシハ・ファウンデーション代表理事)


【Profile】
1978年カルチュラル・ダンサーとして来日。日本人男性と結婚し、「寿司処 梁川」を開く。店を切盛りする"名物女将"として活躍する一方、日比間の相互理解・友好促進を図るNGO「ジャパン・ヌエバエシハ・ファウンデーション」を設立。留学生・ボランティア団体・フィリピン大使館・フィリピン系企業など、様々な団体・個人とのネットワークを築きながら、日本とフィリピンの"架け橋"となる活動を続けている。



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「二人の子どもが大きくなり、時間の余裕もできたので、フィリピンと日本をつなぐ活動をはじめました。

学校の子どもたちやお母さんと共に、フィリピンのダンスや料理を紹介する交流プログラムや、在日フィリピン人コミュニティや大使館と協働してコンサートなどのイベントを企画・運営しています。またフィリピン国内でも献血普及支援や植樹運動を行う他、日本で集めた古着や車いすなど中古品を送り届けています。"フィリピンと日本の橋渡し"ができるよう、日々活動しています。

日本人の夫との結婚に対しては、戦争での辛い体験を持つ祖父母から強く反対されました。私は日本に暮らしてもう30年近くになります。この日本という国を愛していますし、たくさんの方にお世話になりました。"どうしたら日本とこの国の人たちに恩返しができるか"と考えるようになりました。

たとえば、フィリピンのラジオ番組に、国際電話を通じて定期的に出演しています。そこでゴミの分別がきちんとしている日本の習慣や、中古の車いすを頂いたお話など、日本での生活を紹介しています。フィリピンでは電気がなくともラジオを聞く家庭は多く、私の祖母もその聴き手のひとり。
「遠くから、あなたの声を聞いています。日本の人々にありがとうと伝えてください」
と、以前言ってくれました。日本人を憎んでいたフィリピン人の気持ちが、次第に変化してきていることを感じています。


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ひとりの力は小さい。私自身、高校しか出ていない普通のお母さんに過ぎません。
しかし、その小さな力が集まれば、誰にでも“何か”ができると知りました。

私の考える成功とは、自分が学び、学んだことを人と分け合い、人を愛し、愛される人になるということ。そのためにはまず元気であること。元気でないと家族や他人の面倒をみて、たくさん愛することができませんから。人に愛され、かわいがってもらい、世界中の人々と出会って、楽しく生きていきたい。人生は一度きりですから、後悔のないよう生きていきたいと思っています」



■「組織の財務改善・強化を図るための社会との関係性を考える」
  小林由紀男氏(NGO組織経営アドバイザー)


【Profile】
外資系企業で経営管理業務に従事した後、青年海外協力隊でケニアに赴任、その後、東チモール、カンボジア、ラオスなどにて支援・調査活動に従事。元(財)日本ユニセフ協会 個人・企業事業部部長。 日本プロジェクトマネジメント協会会員

フィリピン支援に関わるNGO役員・職員の研修プログラム

■非営利団体の存在意義

非営利団体の存在意義は、〈グローバル社会〉の急激な進行の弊害として生じた貧富の格差、環境破壊などといったグローバル・イシューへの対処にある。国家行政の手が届かない隙間を埋め、遅れを補い、問題を補正するのがNGOである。NGOの多くは目の前にある問題に対する行動から始めているため、ミッションについて自覚的でない場合もある。しかし構造的に見れば、社会的課題に責任を持つ〈市民からの負託〉を受けてNGOは行動しているのであり、〈公益〉を目指すものである。


■慈善活動と社会の倫理

欧米型の慈善(チャリティ)と日本型社会貢献活動について考えてみたい。まず、欧米型のチャリティはキリスト教精神に基づく行動であり、何か良いこと〈善〉のために浄財を市民に募る。この〈善〉が何かについては宗教的なものであり、俗人の介入する余地は無い。人は神の祝福に対する義務として〈善〉を行う。
一方、日本型の社会貢献活動における〈善〉は人間社会の判断に基づく。日本型の社会貢献とは、企業活動が利益を生み出し、それを社会に還元することによって社会が活性化され、そのことによって企業の繁栄が継続的に持続するという循環を目指すものである。


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■NGOのプロジェクトと市民社会

NGOの場合、市民の中の社会問題を解決する意欲と能力のある人間が活動を形成している。義務ではなく〈ボランティア精神〉がその基底にある。よって、市民ひとりひとりが、その負うべき社会的責任や義務を自覚した時、NGOを支援する動機が生まれる。

一方、NGOはその活動が〈公益〉に適っていることを市民に示す必要がある。NGOのミッションは「フィリピンで学校が必要だ」といった、誰にでも理解できる「これがあったら社会が良くなる」ものを示す〈要求ガイド〉である。また、「良いことをやっているのだからわかってくれる人たちだけで素朴にやっていたい」、という気持ちはわかるが、それだけではNGOは成立しない。効率性、環境性、有効性、成果責任、獲得価値、倫理といった要素を含む「総合価値指標」を考え、広く市民にその公益性を問う必要がある。さまざまな社会的要求をバランス良く満たすことで市民の信頼を得ることができるのである。