◆第4回研修プログラム「フィリピン人の海外出稼ぎ(OFW)の現状と市民」のお知らせ(12/4)
(12月26日開催の「長畑 誠氏と学ぶ参加型 モニタリングと評価活動ワークショップ」についてはこちら へ)
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■□フィリピン人の海外出稼ぎ(OFW)の現状と市民活動□■
【フィリピン支援にかかわるNGO役員・職員の研修プログラム】
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■□研修内容□■
日本には約20万人(2008年法務省)の在日フィリピン人が生活しており、その多くは出稼ぎ労働や日本人配偶者との婚姻です。5月には284名のフィリピン人介護士、看護師が来日しました。フィリピンからの海外出稼ぎ労働者、および既存の海外に居住している人も含めると1,000万人いるといわれています。人口からすると10人に1人が海外に出ていることになります。またその半数以上は女性です。膨大な送金額はフィリピン政府にとって、重要な財政資源ですが、一方、劣悪な労働環境による苦悩、家庭への負の影響があることも確かです。それほどまでしてフィリピン人はなぜ海外に出稼ぎに行くのでしょうか。
今回は、国際移動労働の研究者であり、支援活動の実践者でもある小ヶ谷千穂氏をお招きし、日本とも関わりの深いフィリピン人の海外出稼ぎに関して、とくに女性の海外出稼ぎを中心に、フィリピンの社会背景、フィリピン政府や日本政府の政策、労働環境、家族や社会への影響について学びます。小ヶ谷氏は、DAWN Japanの代表でもあり、フィリピン人同士の相互扶助や支援組織など、市民による取り組みについてもお話いただきます。
■□詳細□■
日時:2009年12月4日(金) 17:00-19:00
申込締切:2009年12月2日(水) ※定員に満たない場合、当日受付可
研修会場:アジア文化会館(東京都文京区本駒込2-12-13)
→http://www.acc21.org/contact.html
参加対象:フィリピン支援に関わるNGO職員、関係者
参加費:500円
申込方法:団体名(参加者のお名前、役職、勤務年数)、フィリピンでの活動内容、
活動地域、参加動機または聞いてみたい内容、連絡先(Eメール、電話、FAX)を記載し
E-mail(info@acc21.org ) 又はFax(03-3945-2692)までお申し込みください。
■□講師□■
小ヶ谷千穂(おがや ちほ)氏
2003年一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員を経て2005年より、横浜国立大学教育人間科学部国際共生社会課程教員。専門は国際社会学・国際移動論。フィリピンからの人の国際移動に関して、主として送り出し社会にとっての意味やジェンダーの観点から調査・研究。JFC(日本人とフィリピン人の間に生まれた子どもたち)とその母親を支援するNGO、DAWN(Development Action for Women Network)の日本支部DAWN-Japanのコーディネーターとして、JFC劇団「あけぼの」日本公演をはじめとするDAWNの活動をサポートしている主な論文「『移住労働者の女性化』」のもう一つの現実─フィリピン農村部送り出し世帯の事例から─」 2001年(伊豫谷登士翁編著『経済のグローバリゼーションとジェンダー』、明石書店)、「女性の国際移動と越境する「家族」:グローバル化の文脈において」2006年(金井淑子編『ファミリー・トラブル』明石書店)ほか。
■□当研修プログラムについて□■
この「フィリピン支援にかかわるNGO役員・職員の研修プログラム」は
フィリピンで活動するNGO、特に中小規模NGO役員・職員の組織・事業運営
能力向上と、日比間の協力関係構築を支援することを目的に、ACC21と(財)地球
市民財団が共催で実施する研修プログラムです。
■□問合せ先□■
アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)
〒113-8642 東京都文京区本駒込2-12-13 アジア文化会館1F
電話:03-3945-2615 /FAX:03-3945-2692 担当:西島恵
E-mail:info@acc21.org
[主催] アジア・コミュニティ・センター21 /財団法人 地球市民財団
◆「効果的なイベント広報を考える」開催のご報告(9/26)
フィリピン支援に関わるNGO役員・職員の研修プログラム 第2回
「効果的なイベント広報を考える」
講師:小林 由紀男氏
(研修内容 要約)
1.広報と広告の違い
広告とは、情報を伝えたい人が企画をしてお金を出し、媒体を購入して、情報を伝達するものであり、情報を伝達する側が内容をコントロールできる。一方、媒体を握っている人、メディア、が世間に知らせるべきだということを取捨選択するのが広報であり、情報の発信者は100%のコントロールできない。(LASSWELLの解釈)実際には、広告は多額の媒体費がかかるので、NGOはあまり使わず、広報を利用しようとする。また、一般的には、広報の方が客観的と考えられているので一般市民から信用されやすい。その際、自分たちが伝えたいものに近い形で情報が市民に伝わるか、を真剣に考えないと、メディア側が勝手に解釈してしまい、市民にまでメッセージがうまく伝わらない。グローバルフェスタJAPANに出展するということは、媒体を購入していることになるため、広告である。伝えたい人が環境やメッセ-ジをコントロールできるものであり、しっかりとした準備をする必要がある。
2.関係性マネジメント
NGOの関係性マネジメントで考えるべきポイントとしては、誰が対象であるか、どういう人とコミュニケーションをしたいのか、誰を対象に話しかけるのか、誰が関係性マネジメントを担うのか、どのような媒体を使うのかといった点である。タイに支援したいという人にフィリピンの支援への協力を要請しても効果は期待できない。特定の対象と価値意識を共有できるように目的を絞ることが大切である。忘れてはならないのは、関係性マネジメントの基本は、情報の発信ではなく、情報の聞き取りである点にある。相手のことを知ることが、関係性構築の基本であり、情報発信は個別相手にあわせて行う必要がある。資金調達を目的とするならば、最終的には資金がほしいということを伝えなければならないため、その前に、丁寧に関係を築いていくことが大切である。重要なことは、一度築いた関係でも、劣化したり、崩壊したりするため、絶え間なくフォローをする必要があり、継続的な経験により関係性を強化するためには、マス・マーケティングではなく、ONE TO ONEマーケティングで行うことが重要である。
3.関係性構築のヒント
関係を築いていく際には、組織の価値観と個人の価値観は合致しているか、組織がもっている情報を対象とする個人は共有しているか、組織と個人の境界線は何か、組織として使用できるリソースは何かといった観点を考える必要がある。対面トークは、アプローチトークであり、基本的な相手のニーズを聞き取り、さらに細かなニーズの聞き取り、説得のための会話、クロージングといった流れがある。ブースの展示の仕方としても、自分たちに関係があるようなことに興味を持たせられるような見せ方ができれば、そこを起点に対話をしていくことができる。また、限られたスタッフの時間を効率的に使うためには、ブースの発信する情報が、特定のニーズを持った人々にアピールするように工夫する必要がある。
4.グローバルフェスタJAPANやイベントの時にブースはどう考えるか。
ブースの構成としては、まず、目立つことが何より重要である。さらに、いらした方とゆっくり話すことができるような空間を設定することも目的によっては重要になる。飾り付けとしては、どういう人に立ち止まって欲しいかということを考えてアイキャッチをつける。 要は、グローバルフェスタのブースをどのような場にしたいのか、どのような人々と交流したいのか明確なイメージを創り上げ、その目的にあった装置としてイベントを意識することが、効果的な成果を生み出すポイントになる。
(以上)
第4回研修プログラム「対フィリピン政府開発援助とその影響」の中止のお知らせ
11月19日(木)に予定いたしておりましたフィリピン支援に関わるNGO役員・職員の研修プログラム 第4回、「対フィリピン政府開発援助について知りたい!援助とその影響」は、申込者数が少なく、誠に勝手ながら、
中止とさせていただきました。
どうかご了承くださいますようお願い申し上げます。
事務局担当 西島