今回はベースラインについて説明します。このトピックに関する質問が多いため、詳しく解説いたします。
アカペラのベースについて詳しく学びたい人は「練習方法、アレンジ(楽譜作成)、ボイパ、コード理論について学べるアカペラ・パーフェクト・ブック・シリーズ」と併用すると効果的です。
初級者向け(新・アカペラ・パーフェクト・ブック)
楽譜掲載曲:さんぽ(混声編) / さんぽ(女声編) / 負けないで / 世界に一つだけの花 / マリーゴールド / プレイバックpart2 / TSUNAMI / First Love
中級者向け(アカペラ・パーフェクト・ブック~アドバンス~)
楽譜掲載曲:プレイバックpart2(ボイパ:高難易度)/恋するフォーチュンクッキー/Everything/Grandfather's Clock
①ルートのみのパターン
ベースの最も基本的な形は、ルート音だけでリズムを刻むことです。
②息継ぎができる場所を入れる
アップテンポの曲でベースラインを演奏する際、息継ぎが難しい部分が出てくることがあります。そういった時は、音を減らして対応します。リズムが大きく変わらないように注意しながら、裏拍の音を減らしています。
③裏拍を目立たせる
音を減らすことで、さまざまなリズムが生まれます。これはベースラインのパターンを豊かにする方法の一つです!例えば、2拍目と4拍目の表拍を休符にして裏拍を強調することで、異なるグルーヴを作り出すことが可能です。
④4分音符だけにする
8分音符を4分音符に変えると、リラックスしたアレンジができます。しかし、リズムが損なわれるとの意見もありますので、原曲のテンポを少し変えてみると良いでしょう。そうすると、まったく新しい世界が広がるかもしれません。
⑤ルート以外を入れて明るく
ベースにルート音以外を加えると、曲が明るくアレンジされます。ただし、ベースラインにルート以外の音を加える場合は、コーラスと競合するような目立つアレンジになりがちなので、注意が必要です。
⑥1拍目を休符にする
アレンジで1拍目を休符にすることがあります。さらに、シンコペーションを3拍目の表拍に適用することで、リズムが向上します。