【誰にでもできる】アカペラ・ハモネプアレンジをはじめよう!(アレンジの方法) | アカペラ楽譜作成(アレンジ)、練習方法上達ブログ

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アカペラパーフェクトブックの著者です。ハモネプやアカペラの上達方法、楽譜アレンジ方法をまとめたブログです。

この記事は【完全保存版】超初心者のためのアカペラ楽譜作りの手順!http://ameblo.jp/acappella-arr/entry-11239292106.html )の記事からのリンクです。見ていない人はまずこちら見てください。

 

  1.無料の楽譜作成ソフトをダウンロードしよう

パソコン上で楽譜を書くことで、自分で書いた楽譜をくれるので自動再生してくれるので、アレンジした曲の雰囲気を確認することができます。

 

 

  2.歌いたい曲のコード付きの楽譜をさがそう

バンドスコアや歌本(リードだけのメロ譜)などには、楽譜の五線譜の上にE、B7、Eadd9などのアルファベットを含んだ記号が記載されています。これをコードと呼びます。下記譜面はコードを記載したアカペラ譜(SATBB=ソプラノ、アルト、テノール、バリトン、ベース(バス)の略)です。アカペラアレンジでは、コードからコーラスやベースラインを作っていきます。


アカペラ・ハモネプ楽譜作成・アレンジブログ-画像1

 

 

  3.コードから構成音を見つけ出そう

コードには様々な種類が存在します。例えば、上の譜面のコードE「ミ・ソ♯・シ」となります。譜面でその音が使われていることが分かります(一番上はリードボーカルで、ここでは無視します)。コードの構成音をコードトーンと言う場合もあり、下記サイトから簡単に見つけることができます。

 

http://www.ady.co.jp/song-chord/chorditiran.htm

 

試しに、コードCの構成音を探してみます。上記サイトで一番左上の「C」では「ド・ミ・ソ」と鍵盤で表示されていますので、答えは「ド・ミ・ソ」です。ピアノを持っている人は同時に「ド・ミ・ソ」を弾き、コードの雰囲気を確かめてみましょう。このようして、コードを調べていきます。

  4.楽譜を書いてみよう

楽譜を書くにはまずは調号や拍子やテンポなどを参照元の楽譜と同じように書き出します。(拍子にCと書いてあるのは4/4拍子のことです。)そして、参照元の楽譜に書いてあるリードを打ち込みます。

次に、ベースとコーラスを作ります。初めは全音符や2分音符などの白玉音符で書き出すようにします。

ベースは上記のサイトのコード表(ピアノの図)の一番左の音を使い、ルートと呼ばれる重要な音になります。ベースは低音域を担当するので、ヘ音記号上に音符を置きます。例えば、コードCは「ド・ミ・ソ」ですので、ベースは「ド」となります。コーラスはコードの構成音「ド・ミ・ソ」を使っていきます。

 

アレンジ例として、大きな古時計のアカペラアレンジを下記譜例に示します。

アカペラ・ハモネプ楽譜作成・アレンジブログ-画像2

このようにコーラスとベースを作成してきます。ただし、この譜面は、歌いにくく、いいアレンジではありません。コーラスの各パートの音が飛びすぎ(音程の上下が激しいこと)ているためです。よって、各パートの音の流れを滑らかにしていくことが大切になります。


コーラスの各パートを滑らかにするには、音の積み重ね方を変えていきます。下記譜例のコードGでは下から「ソ・シ・レ」の順番だったのが、「レ・ソ・シ」の順番に変わっています。他のコードも同じように変えていきます。

アカペラ・ハモネプ楽譜作成・アレンジブログ-画像3

ここまでできれば、最初の一歩としては合格です。ただし、混声で歌うにはまだ少し高い音域(声域)です。

次のSTEPではコーラス、ベースの音域に合わせた調整を行います。
 

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