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私たちの心と身体は微妙な相互作用があることは続々解明されてきています。
例えば、身体に対する情緒の反応を物質化して証明することもできます。発汗や呼吸がその実例で、平穏な時と怒った時とでは汗の反応が異なります。怒ると汗は酸性が強くなり、その汗の化学的分析から情緒の表がすでに出来ているそうです。
また、液体空気で冷却したガラス管の中に息を吹き込みますと、息の中の揮発性物質が固まり、無色に近い液体になります。
怒っている人の息を吹き込みますと、栗色のカスが管に残り、このカスをネズミに注射すると、必ず興奮し、激しい憤怒や憎悪を抱いている人の息のカスですと、数分で死に至るそうです。
また、一時間の激しい憎悪は八十人を殺すに至る毒素を出し、この毒素は従来の化学の知る最強の猛毒だということです。
もし、こんなものが体内に鬱積しますと、身体に害をなすことになるのではないでしょうか。
さらに、苦痛や悲哀の感情は息を灰色にし、悔いは淡紅色にします。急に白髪になるとか、顔を赤らめるなど、全て科学的に考察できるようです。
そのため、健康な身体を維持していく為には心を平穏に保つことが大切になります。
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アカデミア 椛沢裕一
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