上半期に読んだ本 ② | 美心伝心

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以前にも紹介した “上半期に読んだ本”


今回はその第2弾である。


第1弾を紹介した手前、第2弾もやらないといけない・・・


ある種、「義務感」のような・・・いや「強迫観念」に近いかも。


この作業結構大変である。


本を読むのは簡単だけど、その内容を要約し、誠に勝手ながら評価する・・・


映画評論家のおすぎを見習いたい。


それでは、始めよう・・・・・・・



①匿名(ある調査機関で対テロ活動に携わる人物)の “テロリスト・ハンター”



アメリカ国外への販売禁止となった話題作。

9・11テロの黒幕とアメリカ政府の嘘を暴いている。

また同時に、イラク生まれのユダヤ人女性がテロリスト・ハンター(対テロ活動のエキスパート)

となっていく数奇な人生も詳細に描いている。

考えさせられる作品だ。

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②LEO PERUTZの “最後の審判の巨匠”



物語は第1次世界大戦前のウィーンを舞台に展開する。

ウィーンの著明な俳優が、何者かに殺されるのだが、

その俳優が死を目前に漏らした言葉・・・・・「最後の審判の巨匠」

この言葉がキーワードとなり物語は進行していく。

結構、暗~~~い作品だが、なかなか読み応えはある。

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③横山秀夫の “半落ち”



妻を殺した警察官、容疑は認めているものの、

犯行後2日間の行動に関して一切口を割らない・・・「半落ち」の状態。

最後の最後でその謎は解けるのだが・・・

これが、結構泣かせる。

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④宮部みゆきの “模倣犯”



中井正広主演で映画でも話題となった作品で、

若くて恐ろしく頭のきれる犯人が引き起こす連続女性殺人事件の話である。

結構長く、途中なかだるみもあるが、最後のほうはスリリングに展開する。

孫娘を殺された老人と犯人とのやりとりや

最後は女性ジャーナリストに追い込まれて自滅していく犯人の心理状況を

ものの見事に描いている。

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ふ~~う。ほんと人の作品を評価するのは難しい。


しかし、映画評論家のピーコは、よくぞあれだけ “くそみそ” に評価できるものだ。


ん? あっ、間違えたべーっだ!