著者のタイトルには いつもはっとさせられるものがあります 

愛情という言葉には それ以外の意味はないはずだと思い込んで ACは生きて来ました 
ところが機能不全家族の「愛情」は 「支配」だったのです 
「あなたのためを思って」は相手を支配する言葉として使われます 
そして相手は「私がいなくては」とその支配下に入り 相手を助長する・・・ 

今から15年前の初版ですが 今読み返しても生々しく迫ってきます 

こちらが新装版 

こちらは初版 

本の帯には「ACコンセプトの生みの親…クラウディア・ブラックからの提案」と書かれています
著書「私は親のようにならない」は全米ミリオンセラーになったと
世界中にACムーブメントは広がったのでしょう

ACとは 想像を絶する過酷な家族の環境から
文字通りサバイバーとして生き延びてきたのだと 本当に胸を締めつけられます

物語仕立てで話を進めながら 回復への道筋を明快に示します


アルコールに ギャンブルに 買い物に セックスに… 
依存している人は少なからずいるはずです 

ワタシにも覚えがあり 
買い物 それもオークションに依存する時期があります 

依存は誰にでもある 珍しくはない状態ですが 
それが依存症と名前を変えるのは どの瞬間なのでしょうか 
~がなくてはいられない ~せずにはいられない状態 
その奥には何があるのでしょうか 

共依存が「依存する人」と「それを受け入れ助長する人」の関係性であるのに対して 
依存症はその個人特有のもの といえますが 
ここにもどうやらその家族のメンバーに関係がありそうです 


精神科医として多くの著作がある著者

人格障害という言葉が 人格に問題があるかのようだと
パーソナリティ障害という呼称に変わりました
これは2003年の発行ですから「人格障害」と書かれています

カウンセラーなどのコ・メディカル分野では AC・共依存などの呼び方をします
これが根っこにあって さまざまな嗜癖となって現れると説明します

これが精神科医の世界ではこのような分類と呼称・診断名になります
症状と特徴で12ほどの分類に分けるとこうなります

 パーソナリティ障害の区分 (DSM/Wikkipediaより)
妄想性パーソナリティ障害 Paranoid personality disorder
スキゾイドパーソナリティ障害 Schizoid personality disorder
統合失調型パーソナリティ障害 Schizotypal personality disorder
反社会性パーソナリティ障害 Antisocial personality disorder
境界性パーソナリティ障害 Borderline personality disorder
演技性パーソナリティ障害 Histrionic personality disorder
自己愛性パーソナリティ障害 Narcissistic personality disorder
回避性パーソナリティ障害 Avoidant personality disorder
依存性パーソナリティ障害 Dependent personality disorder
強迫性パーソナリティ障害 Obsessive-compulsive personality disorder
特定不能のパーソナリティ障害

これらの特徴を分かりやすく示してあります
この障害がマイナスイメージではなく 豊かな才能と可能性に溢れていることも教えています
自分の長所も短所も 客観的に捉えることの大切さを教えてくれているようです




交流分析という言葉は聞いたことがある人も多いでしょう 

精神科医エリック・バーンが提唱した理論体系であり治療法 
「互いに反応し合っている人々の間で行われている交流を分析する」もの 
サイコセラピーの本ですが 自分の自我状態を知るのに役に立つ本 

自分の中には3つの私がいる 
P...Parent…親の自我状態 
A...Adult…大人の自我状態 
C...Child…子供の自我状態 

...から始まる話は 交流パターンやゲーム分析 ラケット(感情)へ続きます 
手元に置いておくと 何かの時にまた読み返す本です 


~親として、これだけは知っておきたいこと~ 
と表紙のサブタイトルにあります 

親であるあなたが親の立場で読んでもいいし 
自分が育った家族を思い出して 子どもの目で読むのもいい本 

こんな親が子どもを苦しめていますよ 
気をつけましょう 


原宿カウンセリングセンター所長も務める著者は AC治療の第一人者 
多数の著作の中でも ワタシが印象深かったのがこの本でした 

共依存 当時は初めて聞く言葉 
それが自分のことだと知った時のショックは大きかった 

彼女の著作は新刊が出ると買いました 
介護・看護業界の専門書にも 多く寄稿しています 
全国各地で講演会 ワークショップを開いています 
ブログも面白い 


こちらもワタシがカウンセラーからプレゼントして貰ったもの 
この本だけが最後まで読み始めることができませんでした 
中身を覗くとまるで自分のことが書いてあるようで 抵抗があったのです 

カウンセリングが集結してしばらくして読みました 
どこも自分のことが書いてあります 
ここで始めて自分の人生はそんなに(いいえ 決して)幸せではなかった のだと気づかされます 

読み手を優しく包み込みような文章で 癒されます 


ワタシ自身がカウンセリングを受けていた時に
カウンセラーがプレゼントしてくれた本だったと記憶しています

西尾和美さんといえばAC治療のエキスパート サイコセラピスト(心理療法家)
日米間を移動してカウンセリングやワークショップを開いています
この本はACの理解のために読んで欲しい初歩の一冊