感情を言葉にし 他者との距離が分かったら
次は他者とのコミュニケーションです

コミュニケーションとは事柄や情報のやり取りですが
それ以上にお互いの感情のやり取りという大きな役目があります
そしてそれはすべて言葉を介して行われます

ACはこれがとても苦手でしたね
自分の感情が分からない だから感情を言葉にできない
他者の感情が分からない だから他者との交流ができないのでした

そして ACは時として 言葉を武器にします
そんな自分を守るために 相手を言葉で攻撃します
言葉を武器にするのです とても強力な武器になります
感情を言葉にできない代わりに 感情的になる キレるのです

武器を持っている限り 他者とのコミュニケーションはできません

コミュニケーションは相互交流 一方的な交流ではありません
自分の言葉を伝えると共に 相手の感情を聴くことも求められます
自分の感情を言葉にすることと同じくらい大切なことです

自分の感情を差し挟まず 自分の思い込みを差し挟まず
相手のありのままの感情を聴くのです

相手の言葉を 感情を聴く それに応える言葉を伝える
傾聴のトレーニングは欠かせません



過去と他人は変えられない

これも心理学 カウンセリングの場でよく登場する言葉です

過去

ACにはとても辛い過去があります
それは主に母親への愛着です
して欲しくてしてもらえなかったこと 言って欲しくて言ってもらえなかったこと
言いたくて言えなかったこと
それらが叶えられないまま 過去に置き去りにされています
インナーチャイルドもそこで止まっています 大人になれないままです

過去を終わったこととして 受け入れましょう
あの頃に戻って やり直すことはできません
過去は変えられません


他人

親からの支配とコントロールで育ったACですから
他人も支配コントロールできると思い込んでいますが
家族のメンバーや親戚ならいざ知らず 赤の他人を変えられるでしょうか
実際はそんなことは不可能です


同じようにAC自身も他人には変えられません
人は外からの力では変わらない 変えられないのです

自分の内側の力で 初めて変わることができます
本当に変わりたいと覚悟して 変わることができます

このことが分かると 今まで抱え込んでいたものが手放せます



答えはすべて 自分の中に

心理学 カウンセリングの世界ではよく出てくる言葉です
自分の外側にいくら答えを探しても どこにもありません
自分の中に 答えはあります

自分と向き合う 自分を外から見つめる 客観視することが大切です
ACが持っている 認知~感じ方・考え方~の歪み を自覚しましょう

自由奔放な表現を抑えてしまう
人に言われたことをそのまま受け止められない 受け入れられない
人の言うことを聞かない アドバイスされてもやってみようとしない
誰かが何とかしてくれると思っている
自分の人生なのに他人事のよう
などなど

自分の生き辛さを感じましょう それを言葉にしましょう あるいは文字にしましょう
そしてしっかりそれを受け入れましょう
自分の嗜癖を自覚して それをどうするのか 覚悟ができるまで感じましょう 考えましょう

時間はかかるかもしれません なかなか覚悟が決まらないかもしれません
慌てず 無理せず でも 途中でやめないで 諦めないで

ある時ふっと 吹っ切れます
大切に抱え込んで来たこだわりが 自分の中から出て行く感覚です
変わらなきゃ という強迫的なプレッシャーではなく
確かに今のままじゃ本当にどうしようもないのだと 腑に落ちるのです
今までの思い込みから解放されて 自由になる瞬間です



ACにとって最も厄介な課題です

一番大好きなのに大嫌いな
一番愛しているのに一番憎い
一番愛して欲しいのに愛してくれない
心を掻き乱す存在

幼児期から 父母の危うい関係を
さまざまな暴力と依存と支配を見てきています
本能的に家族のメンバーの調和を図ろうと右往左往してきました
それは自分の命を守るためでした

大人になった今でも その嗜癖は続いています
それを手放すためには まず親への愛着を手放すことです

親との間で自他の境界がなかったのです
私は私 あなたはあなた をはっきりさせて
お互いに介入しない 介入されないようにします
親が介入しようとしたら はっきりNoと言いましょう
きっと介入されたい自分を感じることでしょう
そんな自分との闘いです

自分のことは自分で決める 自分の人生は自分だけのもの

親と同居していても 離れて暮らしていても 結婚して自立しているように見えても
親への愛着が残っていれば 何かあれば親の元へ戻ってしまいますが
ACの親は 子がいくら望んでも その愛着に応えてくれることはありません

この悲しみを乗り越えることができるでしょうか?



感情を言葉にするトレーニングと共に
欲求を言葉にしていきます

長い間に感情そのものを抑え込んで生きてきましたから
ACは感情を自覚することがとても苦手です
感情より欲求を先に自覚します
欲求を満たすために生きて行こうとします
その奥にある感情に気づかないのです

順番としては
①自分の欲求に気づく 言葉にする
②その奥にある感情に気づく それを言葉にする
となります

~したい ~欲しい ACの場合は ~して欲しい も多くの割合で加わります

欲求も 言葉にしないままに溜め込んでいると
自分の内側に溜まります
そして実際にその欲求が満たされないと ますますエスカレートします

言葉にすることの意味は その欲求を自覚することにあります
言葉にして 声にして 自分の外側に出して初めて 自分の欲求に気づくことができます
自覚できれば その理由も解決方法も見えてきます

なぜこの欲求が生まれるのかを自覚できれば
ただ即物的に欲求を満たそうとする衝動をコントロールできます
理由は分からないけど ~せずにはいられない
を止めることができるようになります



新しい一年です
この一年で AC共依存を手放して 幸せ感に溢れる日々を手に入れましょう

今までに書いたACの嗜癖や不全感を手放すためにはどうすればいいのかを
少し詳しく書いていきます


まず大切なのは「感情を言葉にする」こと

自分の内側に立ち現れる感情を すべて言葉にするのです
最初のうちは悲しい 寂しい 苦しい 辛い などネガティブな感情が多いでしょう
それに押し潰されそうになるかもしれません
それでもやめないで続けます

今まではそんな感情が山ほど溢れていて それでも言葉にすることなく 飲み込んで 溜め込んで来ました
それをやめましょう
言葉にするとしないとでは雲泥の差です
溜まった負の感情は 言葉にして自分の外側に出すのです
言葉にしなければ 自分の内側に溜まり 沈澱し 負の感情はいつまでもなくなりません
言葉にして それを自分の耳で聴いて 初めて自分の感情に 本当の意味で気づくのです

勘違いしてはいけないのは 感情を言葉にすることと感情的になることは違います
感情的になってはいけません 激昂してはいけません 普通のテンションで言葉にします

普通のテンションで感情を言葉にすると
悲しい 苦しい など 負の感情の裏側に その理由が見えてきます
激昂して キレていた時には気づかなかったことです

なぜそんな気持ちになるの? と自分に問いかけてください

どんな答えが聞こえたでしょうか



一年が終わります
長いような 短いような時間の感覚です

ACの時間の感覚は独特です

普通なら 時間の経過に伴って人は成長し大人になるのですが
ACの場合 時間が過ぎても子どものまま
幼児期の恐怖や不安がトラウマになって 時間を止めてしまうからです
内なる子ども インナーチャイルドの成長が止まります

たくさんの時間が過ぎても 子どものまま
過ぎた時間は戻って来ないまま 身体は大人になっても心は子どものまま
あの頃に戻ってやり直せればいいのですが 残念ながらそれはできません

自分を癒す作業~カウンセリングや心理療法~をして
インナーチャイルドを早く大人にすることです

大人になりたくないAC
それは自分の親のようになりたくない という意味ですが
親を見て育っています 全てを親から学んで育ちました
言動 感情の表現 コミュニケーションのパターン 全てです

ですからACが大人になるためには 親以外の「見本」が必要です
全てを親以外から学ぶのです
とても難しいことですが これ以外には方法はないようです

自分という「いのち」を産んでもらったことへの感謝はできても
育ててもらったことへの感謝はできないACのー
静かな悲しみです

それでも時間は過ぎていきます
これから せめてこれからは 幸せな時間を過ごしましょう



クリスマス そしてお正月
ワクワクするような楽しさです

ACにはそんなことも 一瞬の煌めきというだけだったと
当時の自分を振り返っています
周りの子どもたちは 家族は みんな楽しそうにしているのに
自分だけが置いてきぼりにされたような寂しさがありました

自由な感情を抑え込み 自己規制と「楽しんではいけない」などの禁止令で生きて来たAC
幸せがどんなものか 実感できないまま大人にななりました

楽しい出来事に一瞬の笑顔を見せても すぐに暗い表情に戻ります
人生の基本が 幸せではないのです 小さい頃から
楽しいことは長く続かない すぐに悲しいことがあるのだと

機能不全家族に生まれた子どもは 家族のメンバーの不安定な感情や言動に巻き込まれ
安心 安定 笑顔 幸せ といったポジティブな感覚も体験もありませんでした

この時期 小さい頃を思い出して
して欲しくてしてもらえなかったこと してあげたくてできなかったこと
言いたくて言えなかったこと 言って欲しくて言ってもらえなかったことを
大人になった今の自分が あの頃の自分にしてあげるといいと思います

たくさんの愛の言葉を たくさんの癒しの言葉を
ささやかでも 胸に染みるプレゼントを



誰よりも愛したい 誰よりも愛されたい
でも愛してはくれない 愛を受け入れてはくれない
だからこそ恨み 悲しみ 憎しみが誰よりも強い
こんなに大好きなのに こんなに大嫌い

ACにとって 親こそが これほどまでに感情を惑わせる存在です
この どうにも手のつけられない感情を手放すことが ACと決別するカギなのですが
なかなかできません

親と対面して 冷静に普通のテンションで 自分の感情を言葉にしましょう
その上で 親へのこんな感情を手放すのです

機能不全家族に生まれて大人になった子は 被害者です
加害者は悲しいことに 最愛の親

赦す

今までのたくさんの悲しみ 苦しみ 怒り 憎しみ 恨みを
すべて「なかったこと」にするのです

もちろんそんな記憶は忘れることなどできません
心の中の引き出しにしまう そして鍵でもかけることにしましょう



親のために生きる 人のために生きる
親の評価が欲しい 他者の評価が気になる

自分というものがないまま生きて来たACにとって
自分の人生 とか 自由に生きる という言葉には
強い憧れと共に 少なからず恐怖を覚えます

まず自分の人生の主人公は 他の誰でもない自分であることを思い出さなくてはいけません
他者のものではないのです とりわけ親のものではない 家族や親戚のものでもありません
人生の時間の全ては自分のもの
大切に 後悔のないように使うことが必要です

全ては自分の時間ですから 自分の好きなように 自由に使うことができます
人生の目的 目標を決めたら 無駄のないように時間を使います
もちろん息抜きやストレス解消に あるいは自分へのご褒美にも
自由に の裏側の それに関わる全ての責任を自分が引き受けることも承知しておかなければなりません
自由に とは 勝手気ままに ということではありません

楽しむこともACは下手です
人生を楽しんでいけない 幸せになってはいけない と思っています
楽しむ=不真面目 という公式が出来上がっているのかもしれません
幼児期の禁止令は 無意識の中に残っています

慣れ親しんだ感覚 嗜癖を手放すのは なかなか大変ですが
やってみると目の前が明るく開けます