淘汰? | ゼネコン君

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某大手建設業社員のブログ

建設業の倒産件数 まだまだ 衰えなさそうです

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建設業の倒産件数が8カ月連続で前年同月を上回る、負債総額は3倍に

 民間信用調査機関の東京商工リサーチは9月8日、2008年8月の全国企業倒産状況を発表した。建設業の8月の倒産件数は403件。7月の354件から13.8%増加し、倒産件数は2008年に入ってから8カ月続けて前年同月を上回っている。

 しかも、8月の建設業の負債総額は1842億3100万円と、前年同月の582億2600万円の3倍以上に達した。これらの中には、負債総額約629億円のりんかい日産建設の破たんも含んでいる。


 それ以上に負債総額を引き上げたのは、地方の大手建設会社が相次いで倒産した影響が大きい。倒産した建設会社を負債総額別に見ると、負債総額10億円以上で倒産した会社が前年同月の7社から18社に、負債総額5億円以上10億円未満の会社が同12社から35社にそれぞれ増えた。

 「地方の大手建設会社が倒産した原因には、不動産業の業績悪化が影響している」と東京商工リサーチ情報出版本部の友田信男統括部長は指摘する。

 公共投資の削減の中で、公共工事を受注できる機会は少なくなっている。「資金の手当てに民間のマンション工事を手がける地方の大手建設会社は多いが、2008年に入って不動産業の業績が悪化。公共工事の発注が少なく『夏枯れ』と言われる6月から8月まで、従来であれば民間の工事で手当てしていた資金繰りが滞ったケースが多い」(友田統括部長)。

 不動産業の倒産も8月は42件と、前年同月よりも23.5%増えた。8月13日には不動産の開発を手がけるアーバンコーポレイション(広島)が、8月26日には戸建てやマンションの分譲を手がける創建ホームズ(東京)がそれぞれ民事再生法の適用を申請している。負債総額はアーバンコーポレイション約2558億円に、創建ホームズが約338億円に上る。

 東京商工リサーチが集計の対象としているのは、負債総額1000万円以上の企業。法的倒産のほかに、銀行の取引停止処分などの私的倒産も含めている。


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全国で 建設業者の経営破綻が続く中で やはり 統計上も ↑↑ の様に示しているようです

建設業者の経営破綻が報道される一方
2007年度の建設投資額は ピーク時の 42% も減少 している中で、建設業許可業者数は ピーク時の 15% 減にとどまり、多くの業種で業界再編が進んでいるにもかかわらず 建設業界の再編は 一向に進んでいないという現状もあるようです

建設業では 会社がつぶれても 社員が独立して起業するケースが多いようで業者数が高止まりしているようです
それに加え 金融支援を受けて身軽になり復活する企業も少なくない

そんな状況の中で これだけ経営破綻する企業が多い建設業界に 現状 政府の有効な対策はとられていません


もしかしたら 供給過剰の業界の 自然淘汰を 待っているのでしょうか?

明日は 我が身 ?憂