昨日 こんな↓↓↓事がありました
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<建設関連労組>決起集会開く 資材価格引き下げなど求め
首都圏の建設関連の17労働組合は12日、「建設産業怒りの総決起集会」を東京都千代田区の日比谷野外音楽堂で開き、燃料油と建設資材の価格引き下げや建設労働者の賃金引き上げを求めるアピールを採択した。
集会には約4500人の組合員らが参加。呼びかけ人の巻田幸正・東京土建一般労組委員長は「建設産業は戦後最大の危機。燃油高と資材高騰が経営を圧迫し、金融機関の貸しはがしや貸し渋りが追い打ちをかけている」と訴えた。
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燃料・資材の高騰、緊急対策求め中小建設業者がデモ
関東の中小建設業者が12日、燃料や資材価格の高騰による窮状を訴え、日比谷公園(東京・千代田区)で総決起集会を開いた。
約4500人が「建設不況対策を緊急に実施しろ」などと訴えてデモ行進した。
鉄骨、鉄筋の価格は今年に入り、以前の約1・5倍に値上がりし、建設業者の経営を圧迫している。
集会に参加した、大手ゼネコンの下請け業者(神奈川)は「工費の切り詰めは、下請けにしわ寄せが来るばかり。会社の存続が危うい状態だ」と嘆いた。
東京・大田区の内装業者(70)によると、壁紙などの内装資材も2割以上、値上がりしたという。一方で、住宅の着工戸数が減っているため「業者の価格ダンピングによる仕事の奪い合いが激しい」と訴え、政府の救済策を求めた。
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元請のゼネコンとしては かなり耳の痛い部分もありますが・・・・・・
官製不況による仕事量の減少
↓
多くの建設業者による仕事の奪い合い
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(仕事が無いよりは 安くても仕事があるほうがまし)
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物価高の状況の中での工事価格の 利益度外視での安値受注
建設業界は こんな悪循環に はまっています
そこに 追い討ちをかけるのが
発注者となる 不動産業者の 相次ぐ倒産
↓
工事代金焦げ付きによる更なる 経営の圧迫
↓
経営体力の無いゼネコンの 連鎖倒産
ちなみに 今年に入ってからの 上場企業の倒産13社の内
レイコフ
スルガコーポレーション
真柄建設
ゼファー
キョーエイ産業
三平建設
アーバンコーポレイション
創建ホームズ
と8社が 不動産・建設業関連企業です
更に 上場に関係なくゼネコンに絞れば
北海道:北野組
秋田:加藤組
福島:陰山組
富山:林建設工業
石川:真柄建設
東京:三平建設・多田建設
長野:長田組土木
広島:キョーエイ産業・肥海建設
高知:四国開発
愛媛:堀田建設
大分:後藤組
熊本:多々良
宮崎:志多組
鹿児島:丸栄建設
と 目を覆いたくなるような 状況です
建設業の構造的な部分もあるので 一朝一夕に 解決するとは思いませんが このまま 多くの企業が倒産していくの傍観していては 12日発表された8月の国内総生産(GDP)改定値 (実質ベース)年率マイナス3.0% は 更に悪化していくのでは 無いのでしょうか
この 負の連鎖 いつまで続くのか まだまだ 暫くは 不安な日が続くことでしょう・・・・