ヘンタイよっちゃんのブログ -274ページ目

静かな病棟

最初の内科には結果的に約2週間入院することになった。
大部屋で他に3人入院していたが、部屋の中も外も静かで
夜になると更に静かになり物音一つ立ててはいけない雰囲

気が漂っていた。


看護婦さんも静かに仕事をし、日中見舞いがあっても本当

に静かで全体に重たい空気が流れていた。

夜になると同部屋の一人が唸り声を上げ、ナースコールで

看護婦さんを頻繁に呼び出しては座薬を入れてもらったり

注射を打ってもらったりしていたようだが、他の人が呼び出

したりすると看護婦さんと患者の会話がヒソヒソ話に聞こえ

るので何かいけない事でもしているのではないかと勘繰って

しまうそんな日々が続いた。


僕の担当の看護婦Kさんはマスクで口を覆っていて、その上

でしか判断出来ないのだが、20代半ばで美形なのが分かる。

ただ他の看護婦さんから妊娠中であることを告げられて少し

がっかりしたような気持ちになった。 

 【そう言えば指輪もはめていたし、少しお腹が膨らんでいる

ようにも見えるな】
などと思いながらこの静かな環境ではハプニングも何も起こ

らず、僕もそれを期待するより病気が治ることに意識が集中

していたのでさして嬉しいことは何もなかった。
ただKさんは経験豊かな人で患部に張り付いたガーゼ交換も

採血も上手くて痛くなく、新人のMさんもKさんを見習ったかの

ように上手だったが、医師や他の看護婦さんでは痛かったりガ

サツだったりとストレスが溜まることが多かった。



つづく