黒髪の美人セラピスト3
施術部屋にしては薄暗く紫を基調にして洗練されてい
るが、何となくいやらしい感じがするのは僕だけだろう
か。 ただ紙ショーツの期待とは裏腹に僕の気持ちは
少しづつ下降線を辿って行ったのだった。
セラピストのエーさんがやって来て、あれだけ髪が長
かったら施術には邪魔だろうと今度は髪を束ねていて
でも僕に顔を見せないようにしていたが土台無理があ
り、施術の相談をする時にはもう開き直ったようでしっ
かりと僕に見せてくれた顔は間違え無くOさんだった。
「お、Oさん」
「しーっ!」 「聞こえるでしょ!」
「へっ?」
「バレたく無いんですからね。」
「ここは辞めたくないんですからね!」
「???」
「絶対に言わないで!」
「バレたらよっちゃんのせいですよ!」
何でそんなこと言うんだろう。
Oさんは僕には絶対にシラを切り通して言わなかった
のだが、セラピストが何人もいる大き目のお店に勤め
ているいるのは知っていた。 そこは、
≪男性への鼠径部やお尻の施術は行っていません!≫
と注意事項に記してあるので僕の対象外のお店になっ
ていた。 ただ自分でお店もやっているのに 【何で隠
さなければならないのだろうか】 と訝しがるのだった。
Oさんの施術は既に何回も受けていて手技も分かって
いたので余り期待出来なかったのだが、今回に限り、
玉や竿にガンガン当ててくれたのが慰めでOさんなり
のお礼だろうか。
男の場合は気持ちの問題で大きくなったり小さくなっ
たりするもので、特に僕はその傾向が強く、Oさんなり
のハードなサービスにも僕の下半身はまったく反応し
ないのだった。
何しろ意を決してオーナーの施術を受けに来たのに、
僅か20日程前に施術を受けたOさんの施術を受ける
ことになるとは。 はっきり言ってかなりがっかりし、
【もうこのお店には来ない】 と心に誓って 「ありがと
うございました」 と寒空の中お店を後にしたのだった。
つづく