ヘンタイよっちゃんのブログ -248ページ目

黒髪の美人セラピスト4

そう言えば帰る前にお手製のアロマオイルを入れた香

りのスプレー、 「無くなったらお店に持って来れば補

充しますよ」 とリボンで口を結んだボトルと、 「ポイン

ト溜まりますよ」 と会員カードをもらってトボトボと悲し

い気持ちで家路に向かったことを思い出す。

いつも元気のいいお○ん○んもこの日は下を向いた

ままだった。


20日程前にOさんの施術を受けた後、Oさんキャン

ペーンで20分のリンパマッサージが普段より割安で

受けられると案内してきたので以前受けた時に20分

では物足りなかったので、 「20分トリプルは可能で

すか」 と問い合わせたら逆上されてしまいそれ以来

僕は敬遠していたのだ。 僕としては腹が立つのなら

かわして欲しかったのだが、さぞ不愉快に思ったのだ

ろう。


「私の施術とフーゾクみたいな言い方を一緒にしない

でっ! 失礼でしょ!」 と文面から受け取れた。

Oさんは美人で技術はあるのだが、プライドが高く高

学歴とモテたことをいつも鼻にかけていて 【フン】

と思っていたのと、僕にとっては 【ハプニングが期待

出来ない人】 であったのでOさんのお店にはもう行

かないつもりだった。



オーナーのお店に行った後、Oさんは盛んにメールを

送ってきては、 「○○キャンペーン、○○お安くなり

ます」 とアプローチが執拗だ。 僕はそんなOさんの

誘いに最後に一回だけ施術を受けて次のセラピストさ

んを探そうと決心し予約を入れたのは確かバレンタイン

デーの翌日だったと思う。 大雨の中、15分も歩いて

ズブ濡れになりながらお店に辿り着いて、僕はOさん

のお店ではいつもデカパンの紙ショーツだったので、

『オーナーのお店のようなTバックがいい』 と希望を

出していたのだが、その希望も叶わず、オーナーのお

店に行ったことはまるで無かった事のように話もせず、

【無理なら無理と、話をしたくないのならそう言ってくれ

ればいいのに】 。 施術はいつも通りで一縷の望みを

かけたハプニングもまったく無しである意味想像通り

の淡々としたものだった。 【こんな大雨の中やって

来たのに少しくらいサービスしてくれたっていいじゃ

ないか】 と傲慢な考えが僕の頭をよぎった。 


雨は降り止まず、やがてこの日の雨はオーナーの涙だ

ったことを知ることになるのはもっと後だ。 

この日の僕は失意のまままたズブ濡れで仕事に戻り、

Oさんのお店の会員証とオーナーのお店の会員証を 

【もう行くもんか!】 と破り捨ててしまったのだった。 

たぶんOさんに恋心があったのでそんな行動に出てし

まったのだろう。



                             つづく