プロ野球はストーブリーグに入りつつある
各球団から戦力外通告がいい渡されて
今年も多くの選手がユニフォームを脱ぐ

中日ドラゴンズでは
武山真吾捕手(35)、亀沢恭平内野手(30)、杉山翔大捕手(28)、友永翔太外野手(28)、近藤弘基外野手(26)が戦力外通告を受けた

ここまでは仕方ないかなと思った

ところがこのほかに
小笠原道大2軍監督(45)、森野将彦打撃コーチ(41)、石井昭男打撃コーチ(64)、田村藤夫バッテリーコーチ(59)も来季の契約を結ばないことを告げられた

更にもっと驚いたのは
前監督の森繁和シニアディレクター(SD)、友利結国際渉外担当に加え、高柳秀樹プロスカウト、長嶋清幸プロスカウト、垣内哲也プロスカウトが今季限りで退団することを発表した
理由は契約満了によるものだと言う


これを受けて松坂大輔投手も自ら退団を申し出た


ファンとしてショックの連続パンチである


特に森繁和SDの退任を決めた上層部には不信感しかない
そもそも一年前に森氏にはゼネラルマネージャーの職が決定の寸前まで進められていたと聞く
それが親会社の一部から反対の声が出て
編成の権限のないSDという要職で契約したという
それがたった一年前の事だった


ドラゴンズはここ数年Bクラスが続いている
その原因はいろいろとあるが
最大の原因は落合政権の時に長期的な展望で戦力補強を怠っていたことに起因している

落合監督は素晴らしい監督だった
彼は現有戦力を最大限に引き出す天才だったと思う
彼の在籍時に残した成績は見事の一言に尽きる
しかし、彼は長期的な展望で戦力を補強することができなかった
ドラフトでは高校生を指名する事を嫌った
その理由は
「 高校生は戦力になるまでに時間がかかり過ぎるから」
というものだった
その為、社会人や大学生中心の指名が目立った
そうした指名はそこそこの活躍はするもののチームの中心選手にはなかなかなれずに
やがてチームは緩やかな下降曲線を描くように停滞していく

長期的にチームを強くしていくには有望な高校生を指名して育てていかなくてはならない
しかし監督は成績が悪ければ3年をめどに解任されるケースがほとんどだ
目先の勝利にこだわらざるをえないのだ



チームを継続的に強くしていくには長期的な展望を持った指導的な立場の専門職を置かなくて実現できないのだ 
それがゼネラルマネージャーという要職だ


勝てる監督は少ない

だがチームを長期的な展望で強力な戦力を作り上げれるゼネラルマネージャーはもっと少ない
森氏はその少ない人材だと僕は思う


森氏が今一番評価されているのは外国人のスカウト能力だと思う
実際、彼が獲得してきた外国人選手はほとんどが一軍の戦力として活躍している
森氏の選手を見る能力は確かだ


中日ドラゴンズは数年前に球団として初めてゼネラルマネージャーを置いた
もちろん落合GMである
その時、僕は大きな期待をした
監督としてあれだけの成果を残した人だ
きっと素晴らしいGMになるだろうと
おそらくほとんどのドラゴンズファンがそう思っただろう
しかし、期待はやがて失望に変わった
詳しく書くつもりはないが落合氏にはGMとしての能力が無かったとしか言えないだろう


日本球界で最高のGMといえば
故根本陸夫氏だっただろう
クラウンライターライオンズを買収した西武ライオンズを土台から作り直し黄金期を作り上げて
ダイエーホークスをソフトバンクホークスの黄金期まで作り上げた
まさに伝説のGMだった

僕は密かに根本GMの継承者は森繁和氏だと思っていた
GMにはGMに必要な素養がないと務まらない
球団が本気で毎年優勝争いに絡むようなチームにしたいと思っているなら
有能なGMは絶対に必要なのだ

そんな有能な人材を切り捨てる球団には
ガッカリした

来年優勝するために新しい体制を
と球団はいうかもしれないが
自ら迷宮に入りこんでしまった球団に明るい未来は期待できないように思う

いい加減に同じ過ちを繰り返すのはやめてもらいたい


与田ドラゴンズの今年の頑張りに
来年こそはと思っていたドラゴンズファンはいまモヤモヤした気持ちで心配している

中日ドラゴンズよ
おまえはいったいどこに行こうとしているのだ?














ノース2号の話をしてあげよう


彼はスコットランドのポール・ダンカンの執事をしていたのさ


ポールは盲目の天才ピアニストと呼ばれていた

でもそれは大昔の話しで
いまは癇癪持ちのただの気難しい爺さんさ



ノース2号はもともと軍事用の戦闘ロボットだったんだ
中央アジア戦争では敵のロボットを何万体も破壊した

戦争が終わって兵士としての役目を終えて
彼は爺さんの身の回りの世話をする執事になったんだ


ある日、ノース2号は爺さんのピアノを弾いているところを彼に見つかって激怒された

「これはお前のようなけがらわしいロボットが触るものではない!」

そう言われたんだ


ノース2号は言ったよ
「弾けるようになりたいんです…もう戦場に行きたくないから」



爺さんはそれでもノース2号につらく当たった


なぜなら、彼は世間を恨み母を恨んでいたからね
自分以外のものを彼は信用しなかったんだ


その理由は、
幼い頃母親に捨てられたからだってさ


母は病弱な彼を捨てて、金持ちの男に走ったんだ
彼はずっと孤独の中で生きてきたんだ

だから彼は爺さんになっても誰にも心を開かなかったのさ




ある日ノース2号はいなくなった

爺さんが出ていけって言ったんだ




でもしばらくしたら
ノース2号は帰ってきた


ノース2号は昔の事を調べてきたんだ

母親は爺さんを捨てたんじゃなかった
彼の重い病気を治す為、お金持ちの男に近づいたんだ


そのことを爺さんに話した

それから爺さんとノース2号はだんだんと仲良しになった

ノース2号にピアノを教えて爺さんは久しぶりに笑ったんだ




でも2人の幸せな時間は長くは続かなかった


あのプルートゥがやってきたんだ




ノース2号はプルートゥに戦いを挑んだ

自分の自由と爺さんの生活を守る為に





でも…ノース2号は二度と帰ってこなかった



爺さんは
彼にピアノを教える為に
ずっと待っていた


ずっと、ずっと…



でも彼はもう二度と帰って来なかった






これでノース2号の話しはおしまいさ




彼は空高い雲の中でプルートゥと戦って



バラバラにされてしまったんだ…。












クリムト展を観に行ってきた

行ってみて驚いた
駐車場がほぼ満車
当然、美術館の中も人がいっぱいだった

平日だというのにこの混みようはどうだ

クリムトは日本人の好きな画家の一人だと思う
それはクリムト自身が日本の浮世絵などから影響を受けていることと無縁ではないのではないだろう


しかし、クリムトほど世界でも著名な画家の展覧会となると代表作を集めるのはとても難しい事だろうと思う


彼の代表作といえば
「 接吻 」
「 ダナエ 」
「 ベートーベン  フリーズ 」
「 ユーディット  1 」
「 乙女たち 」
「 アダムとイブ 」

あたりだろうか

僕は個人的には
「 接吻 」
「 ダナエ 」
の他には

「 パラス  アテナ 」
「水蛇  1 」
「 ひまわり 」
などが好きなのだが


今回の展覧会では

「 ユーディット  1 」
「 裸の真実 」
「 女の世の三段階 」
「 ベートーベン  フリーズ 」
を観ることができた

かなりレベルの高い展覧会だったと思う


中でも最大の目玉は「 ユーディット 1 」
だろう
クリムトの代表作であり
彼の魅力に溢れた作品だ

この作品が生で観れるだけでも足を運んだ価値があると思った

展示された作品は120点
クリムトだけではなく影響を与えた画家の作品や
分離派の作家の作品もあった

なかなか見ごたえのある展覧会だった

「 ユーディット  1 」はやはり女の恍惚とした表情が生々しく
吐息までが聞こえてきそうだった

「 裸の真実 」は なんとも不気味な雰囲気に溢れていた
女のどこか人間離れした表情や足元の蛇が
観ていて怖いぐらいだった

「 ベートーベン  フリーズ 」は壮大な壁画を複製したものだが
意欲的な大作で横長の物語を読むような面白い作品だった

あと個人的に面白いと思った作品は
「 女神とチェスをするレオナルド  ダ  ビンチ 」
「 17歳のエミーリエ  フレーゲの肖像」
だった

そう、あのエミーリエ  フレーゲである

生涯独身を貫いたクリムトが最も信頼し
自らの死の間際にも呼んだ女性

ずっと長い間、二人はプラトニックな関係だったと言われていたが
最近の研究で一時期深い仲だったことが分かったのだそうだ

あらま
そうだったんだね

それも今回の展覧会で知った収穫であった











やはり行ってよかったと思った

帰りに土産物屋でクリムトのポストカードとクリムトの人形を買った。