川俣町の山菜 | あぶぐまの里にっき

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阿武隈の地に移り、昔ながらの農とくらし、技の継承を目指していたが、原発事故で自然・社会環境、自分の心も全てが変貌。

知人から野菜をいただくことはよくありますが、先日も親しい70代のおじいさんからワラビ、ウドをいただきました。
断るのは苦手ですが、話しやすい人なので、「食べても大丈夫なんですか??」と聞いたら、「でーじょぶだ。おら、そうとう食ったぞ。毎日食ったけど腹痛くなんねえぞぉ、ガッハハハ。」と言っていました。

放射能汚染のものを食べてもすぐ腹痛は起こさないと思いますが、おじいさんは本気なのか冗談なのかよくわかりません。
何十年後かに影響が出てくるという認識はあるみたいですが。
ちなみにワラビ、ぜんまいは23日現在、福島県全域で出荷制限はかかっていません。



鶏の卵もいただいたのですが・・・。

別の隣のおじさんは、私が伸びたタケノコを片付けているのを見て、「タケノコ食わねえのか? 皮むけば大丈夫なんだぞ」と。
タケノコは川俣など複数の市町村で出荷制限になっていますが、どうやって計測したのかよくわかりません。 皮だけに付着しているという説は疑問ですが、食べる場合は多めの水でアク抜きして、さらにもう一度ゆでるなどすれば、だいぶ改善されるかも知れません。

また別の知りあいの知り合いは、自家製のキャベツを測定してもらったらしい。すると、表面や外の葉だけでなく、内部からも高い放射能が検出され、出荷をあきらめたらしいです。ちなみに川俣では山木屋地区は出荷制限と摂取制限になっていますが、このあたりは規制されていません。