コラム：Ｗｉｉとパーティーゲーム
家族（全年齢）層をターゲットにした設計コンセプトの賜物か、Ｗｉｉのゲームソフトにはパーティーゲームが多い。
本体発売から一ヶ月あまり、現時点で売り出された全ソフト２３本中、実に８本がパーティーゲーム（あるいはその用途に適したゲーム）であり、その内の７本が本体と同時発売のロンチタイトルである。
しかしながら、これだけ同ジャンルのゲームが発売されるとゲーム内容が似たり寄ったりのマンネリ化するのではないかと危惧する声もあるのではないだろうか。
そこでそれぞれのゲームを見比べてみると、面白いことが分かる。
Ｗｉｉで発売されたパーティーゲーム一覧 （２００７年１月７日現在）
Wii Sports （１２月２日 発売）
はじめてのＷｉｉ （１２月２日 発売）
おどる メイド イン ワリオ （１２月２日 発売）
縁日の達人 （１２月２日 発売）
クレヨンしんちゃん最強家族カスカベキング うぃ～ （１２月２日 発売）
スーパーモンキーボールウキウキパーティー大集合 （１２月２日 発売）
たまごっちのピカピカだいとーりょー！ （１２月２日 発売）
ラビッツ・パーティー （１２月１４日 発売）
純粋にパーティーゲームというジャンルで売り出されているわけではない『Ｗｉｉスポーツ』と『はじめてのＷｉｉ』以外は、全ての作品に共通して人気のキャラクターを使った、いわゆるキャラクター商品としての価値がある（ラビッツ・パーティーは海外で人気のキャラクター、レイマンが主役のゲーム）。
このような様々な作品のパーティーゲームが今後も発売されていけば、ゲーム内容が多少かぶってしまっていても自分の好きな作品のパーティーゲームを選ぶという楽しみがユーザーには生まれることになる。
「Ｗｉｉを買ったので、何か家族で遊べるパーティーゲームを買おう」という時に、前作が面白かったワリオを買うか、何気にレッドスティール
にもゲスト出演しているよしみでラビッツを買うか、キャラが好きだからクレしんｏｒたまごっちを買うか…などなど。
ＤＳでレシピ系のゲームがヒットしたことを受けて、美味しんぼの作中の料理が再現できる料理ソフト が発売されるように、Ｗｉｉでパーティーゲームのジャンルがこのまま多様化されていけば、Ｗｉｉリモコンを使用したジョジョのポージングゲームやハルヒのＥＤダンスゲームといったパーティーゲームが発売される日が来るという可能性も０ではない…といいな。
もっとも、そのためにはＷｉｉがＤＳ並に普及し、マニアックなソフトが一定数以上売れる市場が形成されるという高いハードルが存在するわけだが、ＰＳ２のジョジョの奇妙な冒険ファントムブラッド はＷｉｉに移植することも不可能ではないソフト（ゲームの出来と売り上げはともかく）なので、ジョジョファンとしては期待したいところである。
余談だが、がんばれ以前に今年に入ってからＷｉｉちゃんが一回も出てきてねーじゃんという読者諸兄のツッコミの声もあろうが、とりあえずサイトのＴＯＰにはいつもいるので、ご容赦いただきたい。
それでは、また明日。
関連記事 がんばれＷｉｉちゃん 第０７話『ＷｉｉちゃんとＨさんのクリスマス』
がんばれＷｉｉちゃん 第１２話『ＷｉｉちゃんとＨさんの忘年会』
- 任天堂
- Wii