木製ブックシェルフ (2)バリ取りが出来ないほどに...

本棚制作中。

部材の切り出しは完了していますので、これに対して二次加工をしていきます。

サンダーでバリ取り

電動サンダー＋手サンダーでバリ取りを行いました。

「針葉樹　構造用合板」

ラワン合板みたいなものですが、この名のとおり、構造材として売られているものです。つまり、内装のようなもの・家具のようなもの・＝ヒトの手に触れられるような素材ではないのです。ひどいササクレとバリです。素手で触ろうものなら、たちどころに数本は手に棘が刺さります。

この感じ。バッフルラックで使ったOSBと非常に似ています。

　バリ取り最中の写真　＝省略。

　コナだらけで戦っていたため。

これは酷い品質の合板です。過去に「東急ハンズ」などで売られていた「ラワン合板」とは素材が似ていても品質がまったく違う。

電動サンダーで、削っても削っても、次々に新しいバリ、ささくれ、棘が芽を出してキリがありません。削っている傍から、エッジは次々にササクレや亀裂が入ってどんどん剥がれていきます。

これは、キレイにバリを除去しようとすると、板が無くなっちゃいます（笑）

いや～。ヒドいとは思っていたが、これほどまでとは。

このまま塗装をしても、バリが顔を覗かせて、抑え込むのが難しそう。かといって、下塗装や本塗装にコストを掛ける猶予はありません。そんなコストを掛けるくらいなら、最初から整形のいらない高い板を買っています。なのでこのまま行きます。

安さに釣られて買いましたが、DIYされる皆様には絶対にオススメしません。多少値が張っても、もう少し品質の良い板材を購入しましょう。その方が結果として手間賃やコストを削減できます。

杉材のなかでも、特に品位の悪いものや外皮部分を選別。→　それをプレスして合板化　→　特別に低価格が可能に。そんな板かな。

接写で品位を

加工の終わった板をちょっと接写で撮ってみましょう。

これをこのまま塗装するわけです。

サンダーを掛けても毛羽が取れないってなかなか無いぞ。。。。OSBもこれ同等に手強かったです。手が切り傷だらけになった。

これでも精一杯精製した綺麗な側の面を写しています。裏側はもっとフシやバリが目立ちます。床の見えないところなどに設置される板なので、表面の品位は問われないのです。これを家具に使おうなどというのが間違った考えかもしれません。

軍手していても棘がどんどん突き刺さってくるぞ。

R取り、角取りなど

R取りのトリマー治具など出して。角を落としていきます。

うわこりゃ酷い。

削っただけで端面がバリバリと割れていきます。

MDFとはえらい違いです。

こちらは角取り。慎重に。

次々と切り出しと寸法調整が終わっていきます。

R板（底板）も完成。

サンドペーパーで削りに削り、なんとか誤魔化しました。一格、寸法が縮んだと思う（笑）

今度は側板にダボ用の穴を打っていきます。

ドリルで穴を開けるだけで、バリバリと割れていくんですわ、これが。酷い品質です。

凄いでしょう？　このバリバリ。

粗っぽいですが、組立が開始されました。

『木製ブックシェルフ (3)カタチは整った』

『木製ブックシェルフ (1)の制作準備』