前回の続きです。大学のアコモデーションサービスでは私の希望する物件は満室になったと思い込んだこと(笑)、そして大学の寮ではstudioタイプがほとんどないことから、自分で物件を探すことにしました。
利用した不動産サイトはSpareRoomとRightmove、それと「Student accommodation」と検索すると出てくる民間の学生寮の物件が載っているサイトです。
大学のアコモデーションサービスや大学が提携している民間学生寮は、問い合わせるとすぐにではないですが返事が必ずもらえました。ところが、民間の物件では返事が来ない、または返事が来ても途中で連絡が途絶えるということばかりで、なかなか交渉が進まずに本当に苦労しました。自分がCoventryに既に住んでいるのであればすぐにビューイングに行けるので問題ないですが、そのとき私はロンドンにいてしかも帰国が1週間後に迫っていた!そしてCoventryに行くのであれば早めに日程を決めて安いコーチのチケットを取りたかったのですが、どうせ行くなら1日に数件の物件を見たい。でも返事がなかなか来なくて日程を立てられない。そんなヤキモキした状態が続きました。
そんなイギリスでの物件探しの実態を、覚えている限りで羅列したいと思います。日付順になっています。ちなみに物件はstudioかフラットシェアでも2bedroomまでに絞って探しました。全てen-suiteです。
物件1)3bedroomのシェアハウス、大学まで一応徒歩圏内、個人家主
一番最初、ウェブサイトの使い方がよくわからない状態で探したので3bedroomです。でも写真を見ると内装が新しくて近代的。大学にも近いのでいいかなと思いましたが・・・
メールをしても返事が来ず。やっと返事が来たのは何と10日後。もう忘れかけていたしもちろん却下。
物件2)2bedroomフラット、徒歩圏内、個人家主
このフラットはものすごくきれいでモダン!なのに家賃が安い。しかも徒歩圏内だし、フラットメイトは英語スピーカーみたいだから、studioではないけど英語の練習にもなるしとてもいいのでは!?とかなり乗り気でした。まだ探し始めたばかりだったし。でも、この大家がひどかった・・・
最初に連絡を取ったらすぐに返事が来て、ビューイングは水曜から土曜までの18時以降ならいつでもいいと言われて向こうも乗り気な印象。そこで私は早めにコーチのチケットを取りたかったので、金曜日に決めました。ただ、ビューイングの時間が遅いことと、コーチのチケットも時間帯によって料金が違うので、コベントリーに夕方近くに着いて夜に帰って来る便にしました。
ところが・・・そこまで決まったのに、「フラットの詳細を送る」と言ってから向こうからは音沙汰なし。「金曜日にコベントリーに行くことにした」と伝えても、確認のメールを再度送ってもついには返事が来ることがなく、おまけにフラットの広告自体が削除されるという・・・何とひどい!もうコーチのチケットも取ってしまったのに!!正確な住所も聞いていなかったから、自分で見に行くこともできないし。
よっぽど不動産サイトにレポートしようかと思いました。もし他の人に決まってしまったり、その日が都合悪くなったりしたなら、それはそれで知らせてくれれば済むのに。。。物件探しに一気に暗雲が立ち込めました。この辺から、イギリスでは日本のようにスムーズに交渉が進まないのだなとわかり始めました。
物件3)studio room、バス通学、不動産エージェント
写真で見た感じは良さそうですが、どう見てもキッチンに調理器具が見当たらない。そこで問い合わせてみると、やはり寝具や調理器具、食器類は自分で用意しなければいけないとのこと。家賃も高いし、バス通学にしてもバス停まで遠いので、ビューイングをするまでもなく却下することに。
物件4)studio room、バス通学、不動産エージェント
この物件はstudent用ハウスシェアで全部で7つの寝室があるのですが、そのうち3つがキッチンもついたstudioタイプ。しかも今まだ改装中で新築同然!(イギリスでは建物自体はそのままで、内装だけ改装して新築仕様にするのが一般的)問い合わせメールを送るとすぐに返事が来るし、ビューイング時にはコーチステーションまで車で迎えに来てくれるとのこと。今まで問い合わせた中で一番信用できそうだったので、ビューイングに行くことに決めました。その結果は後ほど・・・
物件5)studio room、バス通学、不動産エージェント
この物件もstudent用のハウスシェアで、寝室は全部で8つ。そのうちの1つがstudioタイプで、この物件のいいところは寝具や食器類は自分で用意しなければいけないけど、電子レンジやトースター、ケトルはついていること。先ほどの物件3や4にはついていません。そしてこの物件も現在改装中なので新しい!
ただ・・・メールのやりとりが最初はわりとスムーズだったのですが、ビューイングの予約をしようとしたあたりから返事が来なくなり・・・でも絶対に見たい物件だったので、仕方ないので最後の手段(笑)、直接電話をかけることに!案の定、何を言っているのか正確には聞き取れませんでしたが、とりあえず私がコベントリーに行く予定の日程ではビューイングは既に埋まっているとのこと。次の月曜日なら空いているけど?と言われたけど、その日は日本に帰る日・・・。泣く泣く諦めました。
でも、日本に帰国してからも諦めきれず、ビューイングできなかった分聞きたいことをたくさん質問するなどして、メールのやりとりは続けていました。私が8月にコベントリーに戻ったときにビューイングしてもいいよと言っていたので、それまでこの物件をホールドできるのか?と聞いたメールから返事が来なくなり。ビューイングに行った他の物件をホールドしていたので、そっちに返事しなければいけないから、ホールドできるのかどうか教えてほしいと再度メールしたのですが返事は来ず。よくよく詳細情報を読むと手数料やデポジットも高いし、魅力的な物件ではあったのですが諦めることに。
ちなみにその最後のメールから9日後に「まだ興味ありますか?」と返信が来たのですが、時既に遅し!
物件6)en-suite room、バス通学、不動産エージェント
この物件はstudent用の7bedroomのハウスシェアなのですが、studioが1部屋、あとの6部屋は3フロアに2部屋ずつ分かれていて、その2部屋で1つのキッチンをシェアします。写真を見ると改装後1年ということですごくきれいだし、監視カメラがあってセキュリティーがしっかりしていて、共用スペースにクリーニングサービスが入り、追加料金を払えば個室のクリーニングもしてくれるというところが魅力的でした。
すごくいい感じなのでぜひビューイングをしたいと思って連絡を取ると、コベントリーに行く日の17時に予約できるとのこと。でも、それから住所の詳細などの情報が全く来ない!もう行く日が迫っていたので、こちらも嫌々電話をすることに・・・笑。電話はきちんと通じて、予定通り17時にビューイングに行くことに。
ビューイングの結果は後ほど。
物件7)studio room、バス通学、民間の学生寮(大学とは提携していない)
ほとんどの民間学生寮のstudioが満室になっている中、まだ空きがあるらしかったので連絡を取ってみました。すると一番安いsingle studioは埋まっているけど、twin studioであれば空いているとのこと。家賃は高くなるけど、収納スペースが2倍に増えていいかも?と思って、試しにビューイングに行きたいなと思いました。既に物件4と6のビューイングが15時と17時に決まっていたので、その間の16時にできないか聞いてみると、既に予約が入っているとのこと。それでは18時は?と聞くと「ビューイングは16:30までしかやっていません。」という冷たい返事。メールが来るのにも時間がかかったし、対応があまり良くなかったのでこの物件は却下。
物件8)studio room、バス通学、民間の学生寮(大学とは提携していない)
この物件は以前に直接問い合わせたときに、全て満室だと言われていました。ところが、Rightmoveに不動産会社を通して広告が載っていたのです。もしかして不動産会社がおさえていた部屋数に空きが出たのかも?と思って、早速その不動産会社にメールをしてみました。返事が来たのですが、ビューイングを予約したかったらこの番号に電話をしてとのこと。その時点でもう日本にいたので、携帯は使えないから電話はできない、メールでやりとりしていいか?と返信したところ、返事は来ずで終了。
物件9)en-suite room、バス通学、個人家主
studioばかり探していたのですが、あるときふとこの物件が目に留まりました。バス通学ではあるけど、市の中心部と大学の中間くらい。内装は近代的ではないけど、収納スペースがたっぷり。そして何よりびっくりしたのは、家賃が安めなのに何と食事も含まれているとのこと!留学生にとても親切な感じらしく、メールで聞いてみると学生(全部で3人)には冷蔵庫の中の物を好きに食べていいと言っているらしいです。庭もすごく広くて家も大きそう。食費を節約できるし、料理する手間も省けるし、これはstudioよりかえっていいのでは?と思い始めたのですが、どうやら大家さん夫妻は地中海地方の出身らしく、ネイティブではない。当然料理も地中海料理。私は魚介類にかなり好き嫌いがあるので、果たして食べられるか?それに食事を提供してもらえるのはとても助かるけど、食べる時間とかホームステイのときのように気を遣うだろうし、やはり食費の節約よりも自分の自由な空間を優先するべきでは?などと迷いました。
8月にコベントリーに戻ったときにまだアコモデーションが決まっていなければ、ビューイングに行きたいなと思いましたが、そうこうしているうちに滞在先が決まったので、こちらも却下に。
物件10)studio room、バス通学、個人家主(Airbnb)
ふと思い立って、ついにはAirbnbもチェックしてみました。するとこの物件を見つけたのですが、まず内装はとてもきれいでモダン。しかもAirbnbのいいところは、ゲストがスーツケース1つで泊まれるように、寝具や調理器具はもちろんのこと、タオルやヘアドライヤーなども完備されています。その分家賃は高いですが、この物件にかなり惹かれて家主に連絡を取ってみました。返答率100%という家主からすぐに返事が来たのですが、長期滞在になるから家賃のディスカウントはできないか?と尋ねたところ、それが悪かったのか返事が来なくなりました。最初のメールだけ返信して返答率100%は詐欺ではないの??
ザッと書いただけで10件にもなりましたが、他にも設備について問い合わせた物件が3つほどあります。そのうち返事が来たのは1件だけで他の2件は返事が来ない上にそのうち1件は広告自体削除。
先ほども書きましたが、ダメならダメでその旨を返信してくれればいいのに、問い合わせても無視されるのは本当に困ります。予定が立てられないので。ただ、無視されるならまだしも、途中まで連絡を取り合っていて急に返事が来なくなったり、広告が削除されたりするのはけっこう心が折れますね。
そんな中、やっとのことでこぎつけたビューイング2件。この時点ではこの2つのどちらかに決めるしかないと思っていました。ほとんどのstudent用studioは満室だし、コンスタントに連絡が続いて信用できそうなのはこの2件だけだったので。次回はこの2件のビューイングについてお伝えします。
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