「三枝改メ六代桂文枝襲名記念パリ公演」へ
行ってきました
開催場所は
エッフェル塔の最寄り駅
メトロ6番線Bir-Hakeim駅からすぐの
Maison de la culture du Japon a Paris=パリ日本文化会館
パリの日本文化会館は
日本がバブルの絶頂期の頃に建てられた建物ということで
好立地にありしかも立派な建物
バブルの恩恵ですね~
私は落語はかなりの初心者で
落語を聞くのか
落語を見るのかすらわからず
誘ってもらったのがきっかけで
落語を人生で初めて聞きに行ったのは
今年に入ってから
立川志らくと柳家喬太郎の落語を
聞きに行ったのが
落語デビューだったのですが
私が聞いたのはいわゆる江戸落語で
今回の三枝改め文枝の落語は
上方落語=大阪落語で
違いがわかったのも
大変興味深かったです
日本のニュースでは
4割のお客さんがフランス人だった、と
出ていたそうですが
私の印象では
8割が日本人でした
落語が始まる前に
ビデオで
落語の始まりや襲名制度など
フランス人にもわかるように
落語の歴史と解説が
わかりやすく上映されたので
落語初心者の私にも
とてもいい公演の始まりでした
海外公演は
わかりやすく説明してくれるので
魅力的です~
六代 桂 文枝(ろくだい かつら ぶんし、1943年7月16日 - )は、日本の落語家、タレント、司会者、社団法人上方落語協会会長。上方落語の名跡『桂文枝』の当代で、前名は桂 三枝(かつら さんし)。本名は河村 靜也(かわむら しずや)。 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。師匠は桂小文枝(後の5代目桂文枝)。上方では、単に「六代目」と言えば専ら6代目笑福亭松鶴を指すため「六代 桂 文枝」としている。
(Wikipediaより)
落語のビデオ上映の後
文枝自らの口上があり
口上はフランス語字幕が出なかったので
フランス人にはわかりにくかったかもしれませんが
口上の小話も
フランス語「ca caille」=「サカイユ」=「冷え冷えする、しばれる、寒い」
という、ちょっと通なフランス語表現を使っての
日本語とフランス語の発音が似ているところからくる
ぷっと笑える落ちがあり
最初から楽しく笑いました~
開演は午後8時
桂三幸「にぎやか寿司」
桂三歩「良心」
月亭八方「蛇含草」
の三人のお弟子さんの落語の後
桂文枝「ワニ」
でした。
文枝さんの「ワニ」の話は
襲名して名前が変わってからの
日々のこぼれ話から
自然に動物園のワニのクロベエの話へと入っていき
どこから落語が始まったのかわからない
引き込まれる
楽しい落語でした。
見台(けんだい)や張扇(はりおうぎ)を使ったりするのは
上方落語の特徴だそうで
そういえば、前回の江戸落語は
もっとシンプルな寄席だった、と
思い返してみたり
日本でも報道されたのでしょう~
改めて
日本文化の楽しさを
落語を通して再確認した
文枝さんも「サカイユ=寒い~ 」といっていた
寒いパリでのイベントでした