映画「The Artist」。 | つれづれパリ日記

つれづれパリ日記

パリでの日常-マルシェ、お食事、ファッション、バレエ、スポーツ、読書など、日々のささやかな幸せを丁寧に綴っていきたいです。

このところ
メトロ構内や街中で
よく見かける広告



 

「The Artist」
フランス映画だと
知りませんでした

パリでは3-4ヶ月前に上映されていて
すでに上映期間が終わっていたらしいのですが
2011年の年末に
アカデミー賞候補がロスで発表され
この「アーティスト」が10部門にノミネートされたので
パリの映画館での
再上映が決まったとのことです

パリで映画鑑賞する時には
必ずといっていいほど足を運ぶ
お気に入りの
運河のほとりの映画館では
「アーティスト」の上映がなかったので
パリ市の東南13区にある
メトロ14番線Biblioteque界隈へ
足を運びました

前回の映画鑑賞の模様はコチラ

パリ市の面積は約3000haで
東京都の山手線の内側の約6000haの面積の
半分くらいの広さということです。

凱旋門、オペラ座、エッフェル塔、サンジェルマンデプレ界隈など
ショッピング、観光エリアは
パリの中心から西側のほうに集まっているので
なかなか
パリとパリ郊外近くの東南13区エリアまで
足を運ぶ機会がありません。

 

 

 

映画を観る前に
チャイナタウンの広がる
メトロ7番線Tolbiac駅界隈で
ベトナム料理でも食べよう ということで
出向いてみた
チャイナタウンは
先日のチャイニーズニューイヤーの
名残りがありました

ベトナム料理Phoで美味しい
「Pho 14」前に行ったら大行列

この辺りの人気店の「Banboo」も
もちろん大行列で
ちょうどお昼時に来てしまったのが
いけなかった~

 



13区界隈は
新建築が立ち並ぶエリアですが
ここもパリの一角です

 

ビル群の
シンガポールの雑居ビルみたいなエリアで
サクッとPhoを食べてから
映画館へ向かうことにして...

 

 

ココナッツミルクベースの
合成着色料てんこ盛りの
不思議なアジアンスイーツが
突然食べたくなっちゃうんですよね~



飲み物だか食べ物だかわからないのですが
たくさんのテーブルで注文されていたコレを
私達も注文してみました

 

Phoや豚肉焼きそば、
ベトナム風ラビオリをガッツリ食べて
映画館へ移動



メトロ14番線Bibliothequeにある映画館に
到着

 

広くてとても綺麗で
ここの映画館はここでまたいいかも~

ちなみに
パリでは映画鑑賞料は
一人7ユーロくらいなので
皆気軽に
映画館に足を運びます

昨年フランスで
一番観客動員数の多かった映画は
「Untouchable」だったそうですよ

日本は
どうだったのでしょう

お国が違えば
人気映画も違いますね~



この広告を見てすぐに
「あれ サッチャー首相 」と思ってしまったのですが
まさに
「La dame de Fer=鉄の女」=サッチャー首相のことでした
メリル・ストリープが
すっかりサッチャー首相になりきってしまっています


(画像はお借りしました)

エリザベス女王の苦悩を描いた
「クイーン」の
Helen Mirrenや...


(画像はお借りしました)

アウンサン・スーチー女史の半生を描いた
「The Lady」の
Michelle Yeohなど

はっきり輪郭まで覚えていないですが
よく知っている有名人を
一見見ると区別がつかないくらい
本人そっくりに演じきっていて
女優さんってすごいな~
といつも思います


 



「The Artist」は
古くて新しい
カメラワークが丁寧で
音の使い方が巧妙で
悲しくも楽しい映画で
私はとても気に入りました~

映画を観て改めて感じましたが
笑顔ってとても癒されるし
主演のJean DUJARDINの
口角の上がる素敵な笑顔が出来るように
私も心掛けたいと思いました




メトロ構内で見かけた
フランス映画雑誌「PREMIERE」の広告

「The Artist」のアカデミー賞ノミネートにより
にわかに
時の人になりつつある
ジャン・ルダルジャンは
最新映画の広告で
物議を醸しだしたとか


(写真はお借りしました)

この「Les INFIDELES」という映画の広告が
女性蔑視だとか
セクシーすぎるという批判により
広告が撤去されたそうですよ

私は一度も
この広告を見たことがありませんでした

このところ
アカデミー賞受賞から遠ざかっているフランス映画なので
「The Artist」で是非
最優秀作品賞を
受賞してほしいです~

2月末の
アカデミー賞授賞式が
楽しみです