年末に東京で
「007 Skyfall」を観に行きました
まだ小学生の時
常夏の国で、家族で観た記憶のある007シリーズ。
うる覚えでの記憶では
旧ソビエト連邦とアメリカの冷戦時代という時代背景で
設定は、ソビエト対アメリカ(実際はイギリスだと思いますが
勝手にアメリカだと思っていました)
のスパイが繰り広げるストーリーだったと記憶していますが
それ以来の007シリーズ鑑賞。
時は流れ
歴史的背景は変わり
知能犯のイギリス国家に対するテロ行為という設定となっていて
トルコの市場でのシーンなど
アクション満載の、ドキドキ映画鑑賞でした
実写が多く、ほとんどCG映像を使っていないという
「007 Skyfall」。
アデルのSkyfallの楽曲もとても気に入り
すぐにiTunesでダウンロードしました~
そして
YouTubeでメイキング映像が見れるというので
探して見ていたのでした
フランス人の同僚に
007 Skyfall」か「Les Miserables」かどちらを観ようか迷って
「007」を観たの~と話したら
「えっ、Les Miserablesって、映画化されたの」
と聞かれたのでした
そんな「Les Miserables」の
パリでの公開は
2月13日から始まりました
足を運んだ映画館は
パリの東の端のほうの
近代建築が立ち並ぶセーヌ川沿いの
Quai de la Gareに近いBibliotheque
友人が
2ヶ月間有効な
5枚分の映画鑑賞券チケット回数券を買っていたので
映画鑑賞代は6.9ユーロでした
映画鑑賞は
普通料金でも一人10ユーロくらいなので
パリでは手軽なエンターテインメントです
フランス文学史上最高傑作だといわれる
Victor Hugo作「Les Miserables」。
ミュージカル化は1980年
フランス人作曲家Claude-Michel Schonburgと
フランス人作詞家Alain Boublilによって
脚本とともに手がけられたのですが
フランスではほとんどヒットしなくて
1985年、ロンドンのWestendで英語版に翻訳されて上演されて大ヒット
その後ブロードウェイに進出したのだそうです
「英国王のスピーチ」の監督で一躍有名になった
「Les Miserables」の監督Tom Hooper氏は
このミュージカルの映画化に伴うこの作曲家との交渉の際
作曲家から
出演者本人が必ず、口パクではなく歌をきちんと歌うこと、という条件を
掲示されたそうです。
(画像はお借りしました)
アン・ハサウェイの
「I dreamed a dream」で号泣
アカデミー賞助演女優賞に
ノミネートされているんですね~
(画像はお借りしました)
アマンダ・サイフリッドは
「マンマ・ミーア」でも歌声を披露していましたが
コゼット役でも
綺麗な高音の歌声でした
(画像はお借りしました)
私はこの映画の中に
究極の許しとはなにか、というテーマを見たのですが
文豪Victor Hugoはこの作品の中に
理不尽な社会倫理
当時の貧富の差が激しすぎる格差社会の問題
人間は過酷な環境化において、人格まで変わってしまう
貧しい人は病気でも全く治療を受けられない
夢を持つ若者達の残酷な人生
などの社会的問題点を浮き彫りにしました。
ミュージカルは以前ロンドンで観ていて
ストーリーもなんとなく知っていたのですが
ミュージカルのセットよりも
映画のほうがリアルでスケールが大きく
歌中心の展開でも
ストーリーが心に響いて号泣してしまいました~
今週末は
アカデミー賞授賞式がありますが
どの映画が作品賞を受賞するのか
楽しみです