先日パリのシャンゼリゼ劇場で
伝説のシルビー・ギエム様を初めて観たのですが
演目が気に入らなくて
不完全燃焼に終わってしまい...
その時の模様はコチラ
ミラノのスカラ座にて
久し振りに
全幕もののクラシックバレエを踊るとの情報をキャッチ
シルビー・ギエム様を追いかけて
ミラノまで行って来ました
ミラノのシンボル、デゥオモ
デゥオモから
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガレリアを抜けると
スカラ座があります
ミラノスカラ座の中に入るのは
今回が初めてで
パリオペラ座バレエのこと以外は
全く知識がないので
今回、シルビー・ギエムを追いかけて
このミラノスカラ座でバレエ鑑賞出来ることになり
とても楽しみにしていました~
ミラノスカラ座の人達は
シックな制服姿で
スカラ座ならではの装いに
歴史を感じました
スカラ座は
真ん中の舞台を中心に
周りにぐるっとバルコニー席が広がる設計で
一階席と真ん中のバルコニー席以外は
結構見づらい設計でした
ミラノまで飛んできた勢いとは裏腹に...
微妙に座席代を節約してしまったので
座席はカテゴリー5の
4階バルコニー席の2列目でしたが...
カテゴリー5でも66ユーロの座席代だったので
結構観れるのではないか、と思っていたら
甘かった~
2列目のバルコニー席だと
座ったらほとんど舞台が観えないので
ずっと立ってバレエ鑑賞することになってしまいました~
もうちょっと奮発して
真ん中の席にすればよかったです~
スカラ座天井のシャンデリア
バレエ「マノン」
[登場人物]
マノン : 魔性の美少女
デ・グリュー : 若き学生、騎士
レスコー : マノンの兄
ムッシューG・M : 好色な老富豪
レスコーの情婦 : 高級娼婦。マノンと対をなす存在で、原作には登場しない。
「マノン」は、フランスの貴族アベ・プレヴォーの小説「マノン・レスコー」を基にしたバレエ。1974年初演。振付はケネス・マクミラン、ジュール・マスネの音楽による。全3幕。
「マノン・レスコー」(Manon Lescaut )はアベ・プレヴォーの長編小説、およびその主人公の名前。題名は正しくは「騎士デ・グリューとマノン・レスコーの物語」(Histoire du chevalier Des Grieux et de Manon Lescaut )といい、7巻からなる自伝的小説集「ある貴族の回想と冒険」(Mémoires et Aventures d'un homme de qualité qui s'est retiré du monde )の第7巻に当たる。1731年刊。
あらすじ:
家庭の事情で修道院へ入るため
パリ郊外の宿屋に泊る美少女マノンに
たまたま宿屋で居合わせた、シュバリエ=騎士デ・グリューは一目惚れしてしまう。
騎士デ・グリューはマノンを説得して駆け落ちするが、
マノンに惹かれたのはデ・グリューだけではなかった。
好色な老富豪ムッシューG.Mはマノンの兄レスコーに彼女の身請け話を持ちかけ、
大金と引き換えに兄レスコーの同意を取り付ける。
ムッシューG.Mと兄レスコーが話している間に、
マノンはムッシューG.Mの財布を抜き取り、デ・グリューと駆け落ちする。
しばらく二人は同棲を続けるが、デ・グリューの留守中にムッシューG.Mが現れ、
大金でマノンを説得し、愛人として連れ去ってしまう。
ムッシューG.Mのいる賭博場で、マノンとデ・グリューは再会する。
マノンを説得するデ・グリューに、
「カードでイカサマしてムッシューG.Mの金を巻き上げられれば一緒に行く」
と答えるマノンだが
イカサマが見破られてしまう。
逃げるマノンとデ・グリューだが
荷造りの途中でマノンが警官に捕まってしまう。
アメリカに流刑になったマノンを追って
デ・グリューもアメリカへ渡った。
美しい彼女はすぐに看守の目にとまり、
看守がマノンを口説いている所へ
デ・グリューが踏み込んできた。
彼は看守を刺してしまい、マノンを連れて逃亡する。
彼女を愛した男たちは嫉妬や彼女の欲望から破滅していき、
デ・グリューも巻き込まれて数々の罪を犯す。
兄レスコーは争いの中で撃たれて死に
ムッシュー・G.M.も剣の争いで負傷する。
沼地に逃げ込むマノンとデ・グリュー。
疲れ果てたマノンは倒れ、デ・グリューの腕の中で静かに息絶えるのだった。
(注:Wikipedia参照)
感動冷めやらない
第二幕の「寝室のパ・ド・デゥ」を
お馴染みYou Tubeで探しました
マノン:Sylvie GUIEM
デ・グリュー:Massimo Murru(ミラノスカラ座プリンシパル)
マノンの兄レスコー:Thiago SOARES(ロイヤルオペラソリスト)
第三幕の最後のシーンは
悲しくて切なくて
涙が出てしまいました~
麗しのルビー・ギエム様は
たくさんの男性から愛されるマノンの役にぴったりでした
そして、
ミラノスカラ座で絶大な人気を誇るというマッシモ・ムッルと
ロイヤルオペラハウスからのゲストダンサー、ティアゴ・ソアレスは
二人とも背の高いハンサムダンサーで
リフトの多いマノンの振り付けを
軽々と持ち上げて踊っていて
パリオペラ座の男性ダンサーにはない
ダイナミックな素敵さがありました
カーテンコールは6回くらいあり
こんなに長いカーテンコールは初めてでした
シルビー・ギエムは
不滅の人気でした
ところで、私は...
おひとりさまご飯→平気
おひとりさまサッカー観戦→まわりのお兄ちゃん達がとても親切に気にかけてくれるので
むしろ一人のほうが楽しいくらい
おひとりさまバレエ・オペラ・映画鑑賞→絶対に無理
なんです~
アフターシアターの反省会を催して
いろいろ話さないと
その日が終わらないのです
この日は
ミラノスカラ座の1階にて
バレエ終演後に集合するという現地集合で
パリの友人と、その彼女の日本からの友人さんに
半ば強引に...合流させてもらいました
日本から飛んできたというKさんは
フランスでコンセルバトワールという
いわゆる音楽学校を卒業したという人で
オーケストラやオペラ、バレエに精通していて
「この指揮者(David Coleman)は
バレエを振らせるととてもうまいのよね~」とか
スカラ座はあまり音が響かすぎないので聴きやすかった」などなど
話が興味深い
まだ観たことがありませんが
ヴェルディのオペラ「椿姫」の中のワンシーンで
「マノン」の本を読んで
もの思いにふけるシーンがあるらしいですよ
今回のシルビー・ギエムの公演は
踊る予定だったザハロワさんの都合が悪くなったため
実現したそうです
ザハロワさんの記事はコチラ
スプマンテを飲みながら
楽しい話は尽きることがありませんでした~
シルビー・ギエムを追いかけて
ミラノまで足を運んで
本当によかったです~