↑今日は表参道でコーチングセッションを連続して行いました。
一応、念のために書いておくと、僕は昨年は直接お会いしての対面コーチングだけで、年間のべ700回以上行っています。
もちろんすべて正規料金を貰ってのクライアントさんです。
僕は無料セッションやオリエンテーションはやっていません。
そして一昨年もほぼ同じ700回以上の対面のコーチングセッションを行いました。
そしてこの2年間、その1400回以上の面談コーチングのクライアントはすべて女性でした。
さらに言えば、営業は一切行わず、ほとんどが口コミ・ご紹介です。
(このブログも集客という観点ではそんなに、というか残念ながらあまり役に立たない)
これを↓毎週のように行うメンバー制女性勉強会と並行してやっています。
やってみるとわかると思うけど、これは実働時間は短いけど、はっきり言ってかなりの仕事量です(売り上げにはなるけど)。
つまり、僕は女性のコーチングにおいて、明らかにクライアントにとって大きな価値を提供し続けているので、職業的に大いに成立している、ということが言えると思う。
一切営業しないということは、僕が実際にクライアントにとっての価値を提供してないと、すぐにクライアントがいなくなるはずだから。
くどくど書いたのは、今日書いた記事も、一見いつものように適当な記事であるけど、実際に現場では役に立っているんだし、それなりに効力を持っているんだ、、ということを念押ししたかったから。
では本題に。
今日は、表参道で働いているクライアントさんと、渋谷を拠点に仕事しているクライアントさんでした。
コーチングの内容の一部が、たまたま「怒り」の構造とそれを実用にどう生かすか、、、という全く同じテーマでした。
「怒り」がコーチングのテーマに出ることはあまりない気がします。
でも、職場の人間関係や恋愛、旦那さんとの関係性などでも時々出ます。
みんな深くはあまり扱い慣れてなかったりするのか、うまく処理できないことも多いようです。
僕の場合は、以前何かの本で読んだ内容が「とても使える!」と印象的だったので、それをコーチングでも適用するケースが多いです。
確かそれによると、「怒って良い条件」は次の2つを同時に満たすことだそうです。
1:予測できない
2:実害を被った
だから、例えば「ダメな上司に色々言われてすごいムカついた!」ということは怒りの条件から外れている。
ダメな上司というのはすでに知っている。
だから、ダメなやつがムカつく状況をこちらにおよぼすことは十分予測できるでしょう。
そして、実害を被ったのか?
例えば、それは、単に自分の仕事を認めてもらえず、上から頭ごなしに言われて見下されて、とにかく腹が立ちまくっている、、、そして、それを誰かにわかってほしい、、、みたいなこともあるでしょう。
これは実害になってない。
こういった観点から整理して、実際にクライアントさんの日常に入っていく。
そうすると、怒りの感情と、これから解決すべき状況や方向性が整理されることが多いものです。
怒りの状態は、怒りの感情に支配されて、冷静で高いレベルの思考能力がストップしている。
この状態では、あなたのクリエイティブな面でのパフォーマンスがかなり下がります。
つまり状況を解決するアイディアなんて出るわけない。
これまでのパターンに反応するだけ。
これがかなり良くない状態です。
そうなると、問題解決に向かうべきところを外れていく。
例えば「感情を発散させたい」「感情的に謝罪してほしい」などに方向が向くことも多いでしょう。
でも、これが「怒っていい条件」を満たしてないならば、それで怒っているのはある種のエゴということもあります。
例えば、自分勝手な正義感を裏切られて怒っているとか。
あるいは、思い通りにことが進まないことを(十分予測できるのに)誰かのせいにしたくて自己正当化しているだけ、、、、、とか。
「あ、ここでは怒ってはいけないんだな」と自分を客観的に見て、冷静で高度な思考力が維持されていれば、もっと本質が見えてきます。
そして、どの方向に解決をしていけばいいのかが見えてきます。
円満に行くのが理想だけど、それも実力というか、正しい考え方やプロセスがあった方が断然いいでしょう。
ブログなどの記事ではあまり細かく書けないですけど、こういったやりとりだけで、クライアントさんが創造性を回復して、具体的に方向性を修正できれば、それはものすごい価値でしょう。
怒りが原因で、うまくそれを扱えずに、会社組織や仕事の場で身を破滅させた人もたくさんいるはずですから。
今日のコーチングセッションでは、一人のクライアントさんは条件を満たしてなかった。
だから、「別に怒らないで、本来の仕事の目的に沿って創造的な方向に進もう」となりました。
そしてもう一人は「それは見事に条件を満たしているから、怒って良いケースだ、、だけど、どうする?」っていう話になりました。
整理できた方が、より建設的に事態に望めます。
クライアントはみなさん優秀だから、ヒントだけでもあとは自力で進めることも多い。
今日も怒りだけをコーチングしたのでなく、幾つかのテーマの一つだったんですが、もし間違えた対処をしていれば、その損失は巨大です。
改めて、自分を客観的に捉えることは大切だと思います。
とはいえ、この「怒り」については、僕も幾つかの理屈とこれまでの経験を手掛かりに他の人のコーチングはできていると思うけど、自分でどうかい?って言われるとまた別の話ですね。
さて、あとのコーチングは来週から始まる大学生向けの企画の詰めなど、とても有意義な時間でした。
熱い夏に向けて、僕らも今が乗り越えどきです。
※たまたま同じ店に小津が主宰する勉強会にずっと通っているメンバーがいました。
そして、表参道で働く他のクライアントさんとも、その人の休憩中にちょっと会えたりして、関係を整えられる時間ともなりました。
いろんなことを共有している仲間がたくさんいるというのも、すごい価値ですね。
では。
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