ポストに届いていたセーラームーンの9巻と10巻を、
それぞれ娘が後ろに持って、
渡しに来てくれたのが、
可愛かった。
私も、
お母さんらしいお母さんに、
可愛がられてみたかった。
それが無かったから、
同じくお母さんに可愛がられた経験のない人と、
こんなことになってしまって。
それ抜きに、
ピアノを弾くというのは、
私にとっては難しく。
幼児期にピアノを選んでいた理由も、
同質ではあるから。
私側は、
好きな人とコンタクトが取れる、
というだけでなく、
上手なピアノを弾く人がどんな人間かを知れる、
というメリットがあるが、
向こうからしたら、
私は、
今まで見て見ぬふりをして保って来たものを崩して来る存在でしかない。
ハッキリ言って、
働く男にとってメリットは無い。
かなり気を遣っても、これだ。
仕方ないだろう。
私も、好きだから。
中学生のとき、
やることがあったから、
かなり私本体を、抑えていた。
でも、それだからこそ何とか上手く行った。
人とも極力、関わらなかった。
真の意味では。
抑えないと、
結局自分が、
こんな風に辛くなる。
私が言いたいことを言っては、
いけない。
人を変えてしまう。
人を露呈させてしまう。
人を変える力は、
私には無いと、
信じて来たから辛い。