思うこと | 戦争について

戦争について

ピアノ演奏者。戦争について一生懸命書きます。

私が優しかったとしたら、

他人に対してではなく、

自分


自分を守るために、

自分を生き残らせるために、

全てを頑張った


人に気を遣って、ではない



もしそう見えたとしたら、

人に気を遣ったことで「自分が傷つかずに済んだ」というかけがえのない結果を得るため


その人への優しさなどでは無い

ただの表面的な「ご機嫌取り」に過ぎない



私は、

家族を思ったことなど無い


特に、

母親は私の、実子ならではのあの人への愛情を一切受け取らなかった

そういう概念が、無いから


なので、

私は一歳や二歳なりに「そういうこともあるんだ」と思ったのだと思う



それでもその先を生きられるだけの、

強さを持っていた

厳密に言えば、家族外から愛を引き寄せる力を持っていた


赤ちゃんのとき、

「天使みたいね」と宣教師夫人に言われたことがあるらしい

それを、嬉しく思っただろうから記憶していた父、

そしてそれを私に伝えた父は、

まだましな人材と言える

まだね


この人が「自分の子から芸術家が出て欲しい」と思ったことも、

私には伝わっている

芸術家になるための応援をする気は一切無いのだけれど



自分を、

人から愛される人間にするために、

私はかなり頑張ったし、

様々な試練を受け入れたと思う

色々な場所も行った

色々な経験もした


これは、

愛されたいという人道的で幼稚でストレートな欲求ではなく、

私自身を死なせないためにやったこと


私には、何か、

生きてやりたいことがあったのだ



愛されないと、

守られないと、

応援されないと、


人は、普通に死んでしまうからね