2024/03/23 | 戦争について

戦争について

ピアノ演奏者。戦争について一生懸命書きます。

ドイツマインツって都市のことを急に思い出した
サッカー好きな人とからなら知ってるかな

ライン川沿いにある


私が初めて訪れた外国の都市


お姫様ベッドって本当にあるんだ、

と思った


窓から見えるお花と、

穏やかな流れのライン川


嘘かと思った



確か、

お風呂もあの猫足だった



そして、

室内のオーディオにはチェンバロのイギリス組曲第二番のMD




時差ボケを抜きにしても、

その晩、眠れるわけはなかった




人生17年目で行けた外国

平均すれば早かった方だと思う

ただ、17年目ともなると結構もう思想は固まってしまっているのだ

子どもなりに、生き抜き方も


さみしかったな、

と思ってた

それはもちろん、

日本が恋しいという意味などではなく



ちょこちょこ買ったお土産も、

お土産に過ぎなくて



ミュンヘンを一人で歩いたのは楽しかった

背も高く無いし、

特別お洒落もしてないし、

下手すると小学校高学年くらいに見えたと思う


中学で習った英語で、

ネクタイやサッカーショップのグッズを買った



そのネクタイは、

その年に学校でやったミュージカルで男役をやったときに自分でつけて、

その10年後に披露宴で夫もした



ただ、

東洋人がそこを我が物顔で闊歩するのは何か違うなと思った

もちろん、自分も含めて

単純に地理的な問題で、

モスクワにいたときの方が客観的な違和感を感じなかった


同行した親族も含めて、

「ヨーロッパにいる私ステキ」感が漂っている人はステキに見えなかった

とても、憧れられるものじゃなかった

港区にいる西洋人も、格好良くは見えない



そんなかつての少女は、

発達したSNSに乗っかり、

雲と空を太陽を見てるだけでヨーロッパと繋がった気になれる大人になった

夜中に、ヨーロッパ時間を感じ起きることも


19歳のときの留学先のアメリカ南部についての手記にも書いてある

アメリカが大好きだった、

広い空が大好きだった、


広い空なら、アメリカである必要は無かった

本当に欲しい物のところに、

無意識ながら辿り着けたことになる