最近はMVNO(格安SIM)もだいぶメジャーになってきました。
実際私も格安SIMユーザーです。
大企業から中小企業まで、様々な会社が独自のサービスを打ち出し、まさにMVNO戦国時代ですね。
しかし個人的には、今の群雄割拠の状態は、そのうち終わってしまうんじゃないかと考えています。
まあ、通信や経営の素人がいらんことを考えた結果の結論ですので、話半分で聞いていただけたら幸いです。
まず前提として、MVNOの仕組みをざっくりと解説しておきます。
三大キャリアは、それぞれ基地局を日本全国に建てて電波を送受信することで、携帯電話がどこでも通信できるようにしています。
江戸時代で例えるなら、大店を構えてお得意さんと商品(電波)の取引をしている感じです。
しかし、基地局は本当に多数あるため、普段はキャパにかなり余裕があります。
江戸時代で例えるなら、余った棚や品物があるようなものです。
そこで、その余ったキャパを他社に貸し出して、自由に使わせています。これがMVNOです。
江戸時代で例えるなら、町の商人に余った棚や品物を使わせているというところです。
借りる方は設備投資を抑えて収益を上げられる、貸す方は使用料を徴収して収益を上げられる、と、まさにWin-Winです。
江戸時代で例えるなら、商人は自分の店がなくても商売ができる、大店の旦那は店賃で稼げる、ということです。
現状、MVNOはかなりの勢いでユーザーを増やしており、三大キャリアは逆にユーザーが減り始めているそうです。
これがこのまま続くとどうなるか。江戸時代で例えて考えてみます。
「八っつぁん、八っつぁんいるかい」
「へーい!あ、旦那。こりゃどうも」
「お前さんの店、最近ずいぶん繁盛してるそうじゃないか」
「ええ、おかげさんで!品物は旦那んとこの余りもんですから、高ぇ値は付けられませんがね、こんなもんでも長屋連中は喜んで買っていきますよ。やっぱりクズにはクズが集まるもんですなあ」
「酷い言い草だね。今日はちょっとその商いについて、相談があるんだよ」
「へぇ、旦那があたしに、商いの相談。なんですか、旦那もあたしのとこで働きますか」
「馬鹿言っちゃいけない。あのねえ、今まで長屋の連中は、私の店のお得意さんだったんだ。それがみーんな八っつぁんのとこへ行くもんだから、ちょいと儲けが減っちまって」
「ははぁ、ざまあみろ」
「ざまあみろって奴があるかい。」
「しかし、するってえと……もしかして、店賃上げようなんて言うんじゃないでしょうね」
「そういうことばかり察しがいいね」
「そんなことされちゃあ家族を食わしてやれねえじゃありませんか。うちには60のガキと8つを頭に3人のおっかぁが」
「何を言ってるんだいお前は。まあとにかく、そういうことだから。今月から、きっちり払っておくれよ」
「……なんてことがあってよ。全くあのごうつくには参るよ」
「八っつぁんとこもかい。実はうちもそうなんだ」
「俺んとこもそうだ」
「あたしも」
「拙者も」
「みどもも」
「わっちも」
「なんだいなんだい、皆同じかい。どこの旦那も欲の皮の張った奴ばかりだね」
「こうなったら、この寄合で集まって店を構えないかい。皆の店賃を合わせりゃ、小さい店の一つくらい建つだろう」
「そいつぁいいや。じゃあ皆で分担しよう。熊、お前のとこは親戚に大工が多いだろう。建物は任せていいかい」
「おうよ!つっても、今は忙しい時期だからなあ。手が空いてるのは……爺さんと子供と病人、好きなの選べ」
「もう少し選びがいのあるのはいねえのか。まあ若いのの手が空いたらでいいや。為さん、お前さん算盤が得意だから、番頭を任すよ」
「わかった。我々の品物は価格弾力性が比較的小さいから、部分均衡分析で需要供給曲線を出せば、均衡価格はこれくらいでいいか」
「そんなに英語ばっかり言われてもわからねえや」
「全部日本語だよ」
「お前さんはこれ、お前さんはそれ……よし、すっかり決まった」
「待てよ、八っつぁんお前は何をするんだい」
「俺か?俺は、忙しい皆の代わりに賭場へ……」
「馬鹿野郎!」
とまあそんな具合で、寄合連中が集まって店を建てました。
これがなかなか繁盛しまして、三大キャリアに並ぶ大店になりました。
しかしそうなると、奉公も養わなきゃいけない、取引先も探さなきゃいけない、店も綺麗に維持しなきゃいけない、ってんで、だんだんと商品の値段が上がって参ります。
「八っつぁん、八っつぁんよ」
「おお、どうした熊」
「気づいたんだけどよ、俺達の店、俺達が間借りしてた店とそっくりになっちゃいないか?」
「……言われてみりゃ、ものの値段も、店の大きさも、隅に使ってねえ棚が余ってるのも、瓜二つだ……」
「結局、店構えてちゃんと商いすると、こうなっちまうんだな……どうする?」
「どうするって……よしわかった!熊、余ってる棚と品物を俺に寄越してくれ!」
「構わねえが、どうするつもりだ?」
「この店の隅で、MVNOをやる」
おあとがよろしいようで。
実際私も格安SIMユーザーです。
大企業から中小企業まで、様々な会社が独自のサービスを打ち出し、まさにMVNO戦国時代ですね。
しかし個人的には、今の群雄割拠の状態は、そのうち終わってしまうんじゃないかと考えています。
まあ、通信や経営の素人がいらんことを考えた結果の結論ですので、話半分で聞いていただけたら幸いです。
まず前提として、MVNOの仕組みをざっくりと解説しておきます。
三大キャリアは、それぞれ基地局を日本全国に建てて電波を送受信することで、携帯電話がどこでも通信できるようにしています。
江戸時代で例えるなら、大店を構えてお得意さんと商品(電波)の取引をしている感じです。
しかし、基地局は本当に多数あるため、普段はキャパにかなり余裕があります。
江戸時代で例えるなら、余った棚や品物があるようなものです。
そこで、その余ったキャパを他社に貸し出して、自由に使わせています。これがMVNOです。
江戸時代で例えるなら、町の商人に余った棚や品物を使わせているというところです。
借りる方は設備投資を抑えて収益を上げられる、貸す方は使用料を徴収して収益を上げられる、と、まさにWin-Winです。
江戸時代で例えるなら、商人は自分の店がなくても商売ができる、大店の旦那は店賃で稼げる、ということです。
現状、MVNOはかなりの勢いでユーザーを増やしており、三大キャリアは逆にユーザーが減り始めているそうです。
これがこのまま続くとどうなるか。江戸時代で例えて考えてみます。
「八っつぁん、八っつぁんいるかい」
「へーい!あ、旦那。こりゃどうも」
「お前さんの店、最近ずいぶん繁盛してるそうじゃないか」
「ええ、おかげさんで!品物は旦那んとこの余りもんですから、高ぇ値は付けられませんがね、こんなもんでも長屋連中は喜んで買っていきますよ。やっぱりクズにはクズが集まるもんですなあ」
「酷い言い草だね。今日はちょっとその商いについて、相談があるんだよ」
「へぇ、旦那があたしに、商いの相談。なんですか、旦那もあたしのとこで働きますか」
「馬鹿言っちゃいけない。あのねえ、今まで長屋の連中は、私の店のお得意さんだったんだ。それがみーんな八っつぁんのとこへ行くもんだから、ちょいと儲けが減っちまって」
「ははぁ、ざまあみろ」
「ざまあみろって奴があるかい。」
「しかし、するってえと……もしかして、店賃上げようなんて言うんじゃないでしょうね」
「そういうことばかり察しがいいね」
「そんなことされちゃあ家族を食わしてやれねえじゃありませんか。うちには60のガキと8つを頭に3人のおっかぁが」
「何を言ってるんだいお前は。まあとにかく、そういうことだから。今月から、きっちり払っておくれよ」
「……なんてことがあってよ。全くあのごうつくには参るよ」
「八っつぁんとこもかい。実はうちもそうなんだ」
「俺んとこもそうだ」
「あたしも」
「拙者も」
「みどもも」
「わっちも」
「なんだいなんだい、皆同じかい。どこの旦那も欲の皮の張った奴ばかりだね」
「こうなったら、この寄合で集まって店を構えないかい。皆の店賃を合わせりゃ、小さい店の一つくらい建つだろう」
「そいつぁいいや。じゃあ皆で分担しよう。熊、お前のとこは親戚に大工が多いだろう。建物は任せていいかい」
「おうよ!つっても、今は忙しい時期だからなあ。手が空いてるのは……爺さんと子供と病人、好きなの選べ」
「もう少し選びがいのあるのはいねえのか。まあ若いのの手が空いたらでいいや。為さん、お前さん算盤が得意だから、番頭を任すよ」
「わかった。我々の品物は価格弾力性が比較的小さいから、部分均衡分析で需要供給曲線を出せば、均衡価格はこれくらいでいいか」
「そんなに英語ばっかり言われてもわからねえや」
「全部日本語だよ」
「お前さんはこれ、お前さんはそれ……よし、すっかり決まった」
「待てよ、八っつぁんお前は何をするんだい」
「俺か?俺は、忙しい皆の代わりに賭場へ……」
「馬鹿野郎!」
とまあそんな具合で、寄合連中が集まって店を建てました。
これがなかなか繁盛しまして、三大キャリアに並ぶ大店になりました。
しかしそうなると、奉公も養わなきゃいけない、取引先も探さなきゃいけない、店も綺麗に維持しなきゃいけない、ってんで、だんだんと商品の値段が上がって参ります。
「八っつぁん、八っつぁんよ」
「おお、どうした熊」
「気づいたんだけどよ、俺達の店、俺達が間借りしてた店とそっくりになっちゃいないか?」
「……言われてみりゃ、ものの値段も、店の大きさも、隅に使ってねえ棚が余ってるのも、瓜二つだ……」
「結局、店構えてちゃんと商いすると、こうなっちまうんだな……どうする?」
「どうするって……よしわかった!熊、余ってる棚と品物を俺に寄越してくれ!」
「構わねえが、どうするつもりだ?」
「この店の隅で、MVNOをやる」
おあとがよろしいようで。