アトリエ・ポレポレのブログ -129ページ目

多様性と境界

ポレポレの展覧会もいよいよ迫ってきました。
"TOKYO ART BEAT"にも紹介されていますね。



力くんと卓也くんの表情が示すように、
メンバーの気分も高ぶっているようです。

さて、ポレポレと直接は関係ないのですが、
先日、NPO法人多様性と境界に関する対話と表現の研究所による、
対話は可能か?」というフォーラムで記録の手伝いをしてきました。



最初団体名を知ったとき、「論文のタイトル?」と思いましたが、
りかちゃんの前のポレポレのスタッフであった
井尻さんが事務局長をしている団体で、
コンティオの2人がシンポジウムの運営をしていました。

「ポレフォニー」のチラシも置かせてもらいましたよ。

登壇されている方々が、
この場でないと一緒にならないような人の組み合わせで、
ばらばらしているんだけど、
それぞれの視点の違いが出ていて興味深い内容でした。



「共に生きるということ」のディスカッションで、
宅老所「井戸端げんき」の加藤さんが言われていたことで、
制度をうまく活用しながら、
多様な人が集まれる場をつくっていくという話が目から鱗でした。

ポレポレにかかわっていない時の業務では、
制度に振り回されていて、
その中で人の心はおざなりにされているということを
感じながら悔しい思いをし続けてきたので、
なかなかそういう発想になりえなかったからです。

制度に入ることで抜け落ちてしまうものを大事にしようと
学童の活動に関しては、
制度に入らないことを選んでいるほおずきの会に関心を抱いたのも、
そのことがあったかもしれません。



ポレポレも「多様性」と「境界」というキーワードで考えていくと
見えてくるものがあるかしれませんね。

互いの違いを尊重するという点では、
ひとりひとりの「境界」が明確だとも言えるし、
それが多様性につながっている気がします。

一方で、ポレポレの中で絵を描く、
時間を過ごすということだけでいえば、
障害/健常という「境界」はいったん解体されるともいえます。



ただ、ポレポレで発散して、日常に帰っていくという意味では、
明確に「境界」のある場所でもありますね。

お茶の時間は、ポレポレから日常に戻っていくための、
準備段階としてとらえられています。



まだまだ分析という段階ではありませんが、
考えたらもっといろいろ出てきそうですね。
ポレポレも迂回路研究に取り上げてもらえないかな・・・・・・。

8月22日

8月22日のポレポレの様子をお伝えします。



この日は、普段使うマルチスペースが使用できないため、
1Fのコミュニティスペースでの実施となりました。

近くでショップがあるなど、ざわざわしてはいましたが、
採光性に富み、開放的な環境ではありました。



玄関から来られると、
ガラス越しにポレポレの様子を見ることもできました。



この日は少ないかも・・・・・・と聞いていたのですが、
久しぶりのメンバーも何人かいるなど、
結果的には普段と変わらない人数でした。

さて、この日のテーマは・・・・・・



「いそぐ、いそげ」

ポレポレとは全く逆の意味ですが、
展覧会が近付いてきたこともあり、
こういうテーマになったのでしょうか?

メンバーの作品を見てみましょう。




芳賀くんが帰る前に、裕也くんと話しています。

テーマを反映させようと意図したわけではないのでしょうが、
芳賀くんはこの日も2時に帰っていきました。

テレビ朝日に行った思い出を描こうと、
短い時間の割には納得いく段階まで下絵が描けたようです。



「いそぐ」とは対照的な描き方をする裕也くんですが、
この日は納得いくところまで仕上げることができたようです。





こちらも「いそぐ」とは対照的な描き方の麻央ちゃん。
自分のペースで絵の具を塗りつけていて、
袖のところが絵の具で大変なことになっていました。





「いそぐ」よりかは、「ゆったり」という言葉が似合う千恵子さん。



前に来た時の続きだったのですが、
少し人物の構図も違っていて、予期せぬ疾走感が出ていますね。





ポーズを決める美名子さん。
この日は用があるということで、早めに帰って行きました。



早く帰るということもあり、
絵の具を使わずにパステルだけで描きました。
結果的に、「いそぐ」ことで生まれた絵でもありますね。



前回の続きでこの日完成させた絵を眺めながら、
サイモンさんと話しています。
ポレポレではこうやって話す時間が大切だったりします。



「いそぐ」とは対照的な世界観ですが、灯籠流しのようですね。





萌ちゃんは、この日も「夏の思い出」を描いたそうです。
劇団の公演が近付いていて、そちらも楽しみなようです。





この日も後半に「いそいで」やってきた大河原くん。

高校野球に夢中になっていたそうで、
東海大相模が優勝したことを教えてくれました。
この日始まる24時間テレビのことも気がかりだったようです。



ボーリングの球が勢いよく投げられたようですね。
大河原くんが投げたのかな?




久しぶりのあきらさん。
サイモンさんに手渡したのは、
展覧会の自己紹介で使う自画像です。



野を駆ける馬を描いたようです。力強さがありますね!
これからもポレポレでいろいろな絵を描いてくださいね!





この日も自分のペースで集中して描いていたゆうまくん。



大きな動物を描いてくれました。
自然界の厳しさを教えられる絵ですね。





裕士くんも動物を描いているようですが・・・・・・



どうやら、動物界最速のチーターを描いたようです。
一方で、空を飛んでいるのはジェット機かな?



もう1枚の絵にはでっかいだちょうが登場!

実は、この絵はだちょうを最初に描いていたのですが、
あまりに足が太くて、その足に注目が向いてしまい、
お母さんに「これはだちょうじゃない」と言われていました。

でも、背景にさまざまな乗り物が描かれたことで、
違和感がなくなりました。

裕士くんの中で、さまざまな計算があるんですね。
あっぱれです!





この日、遼くんはいつも以上にテーマを意識して描いていました。



車がたくさん急いで走っています。
鉛筆だけで描いたことで、車のスピードだけでなく、
排気ガスのような要素まで想像を膨らませてくれます。



こちらでは女の子たちが元気よく走っていますね。
足の動きにバネがあります。





卓也くんはいつものように描いていたのですが・・・・・・





いつもに比べ、人物像が伏し目がちでした。
場所が変わったことによる影響なのかな・・・・・・?



動物の絵も、色合いなど少し雰囲気が違いますね。





泉くんはスマートフォンを活用しながら、
緻密に時刻表の絵を描いていました。
特急や急行など、確かにこれも「いそぐ」絵ですね。





こちらも画像を参考にしながら描いていた力くん。



よく見ると、
右上のほうで換気扇が急いでまわっていました。





ポレポレ展に出展することになった太さん。
自画像の絵を集中して描いていました。

ポレポレでは自分の描きたいものを自由に描いており、
ポレポレで過ごす時間の意味を考えさせられる存在です。





さて、この日は小野田さんが久々にやって来て、
展覧会のための激励に来てくれました。
サイモンさんもうれしそうですね。

小野田さんが手にしているのは、
この日届いたポレポレのチラシです。



裕士くんにメッセージを書いてもらって・・・・・・



関心を持たれた方が手にできるようにしました。

この日は普段と場所が違うことのデメリットもありましたが、
結果的に展覧会の宣伝を兼ねた機会になりました。

8月8日

8月8日のポレポレの様子をお伝えします。



卓也くんのこの絵のように、
暑くて毎日汗だくになってしまいますね。
水分補給を忘れずに!

そんなこの日のテーマは・・・・・・



「だって、夏でしょ!」

さすがのサイモンさんでも、
思わずこんなテーマにしてしまうほど
へとへとになっているようです。

メンバーの作品を見てみましょう。




ポレポレは1時30分からなのですが、
芳賀くんが来るなり、プールに行くため、
この日は2時で帰るというのです・・・・・・。

暑い中、わざわざ30分のために・・・・・・なんて思ったのですが、
そこまでしてでもポレポレに来たいということなのでしょう。

この日は都合でサイモンさんたちの到着が2時頃だったので、
サイモンさんの到着と同時に、芳賀くんは帰っていきました。




ようやく完成かな?

もともとこの絵は、巨人ファンの芳賀くんが、
東京ドームにオープン戦を
見に行った思い出を描いたものでした。

完成まで数ヶ月かかりましたが、
セ・リーグは団子状態で盛り上がっていますし、
ちょうど高校野球全国大会が開始するなど、
結果的には夏の風物詩を描いた感じになりましたね。





のりくんは小学生の頃から来ていますが、
すっかりお母さんの身長を越してしまいました。

展覧会の準備などで過去の写真を振り返るのですが、
のりくんは明らかに身体が小さいので、
時間が経ったということを感じます。



「パイレーツ・オブ・カリビアン」が最近テレビ放映されたこともあり、
ますます海賊にはまっているそうです。





萌ちゃんは毎年恒例になった「劇団はなまる」の
公演ポスターを持ってきて、「観に来てね!」と言っていました。



家から見える花火大会の様子を描いたとのこと。
まさに夏の風物詩ですね。





こちらの方も同じことを考えたようで・・・・・・



浴衣のデザインまで描いているのが裕士くんらしいですね。





お母さんたちが話しているそばで、集中して描いている太一くん。





本人曰く、「テーマに合わせて夏の絵を描いた」とのこと。
確かに、海のようでもあるし、
暑さを和ませてくれるような、清々しい絵ですね。





暑い中、元気に筆を進ませていた晴子ちゃん。



眺めていて気持ちのよい絵ですね。





暑さに負けず、元気な顔を見せてくれた麻央ちゃん。



晴子ちゃんとは対照的な色彩の選択ですが、
それが麻央ちゃんらしいな・・・・・・と思います。





この日も次々と細筆を動かして描いていた蒼くん。
蒼くんの夏の思い出は何でしょうか?



夏休みの動物園は普段以上に子どもたちでにぎわっているでしょうね。

余談ですが、この日はアーツ千代田3331でも
「こども芸術大学」というのをやっており、
普段より子どもたちでにぎわっていました。





「やめろよ~!」と時々蒼くんに
突っ込みを入れながら描いていた遼くん。



余白を残すことが多いのですが、この日は画面全体に色をつけて、
いつもと少し違った作品の絵を描いていました。
夏祭りを描いたそうです。太鼓の音が聞こえてきますね。





最近は作家の島田雅彦さんに関心があるという力くん。



暑いので、女性たちも室内で涼んでいるようですね。





力くんの前で集中して描いているゆうまくん。



夕陽の広がる海を描いたそうです。





実はゆうきくんは高校の後輩にあたる重さん。



いつものように実のなる木を描いていました。
暑い時には、冷えたフルーツがいいかもしれませんね。





久々の濱田さん。この日も慎重に描いていました。



南太平洋に浮かぶ島を描いたとのこと。
エメラルドグリーンの海が広がっています。





大河原くんは暑さが少し和らいだ時間にやって来ました。
24時間テレビの時期が近付いてきて、気がかりなようです。



セミの鳴き声が聞こえてきますね。
でも、夏らしい絵の後には、こんな絵も描いていました。



暑いからこそ、こういう絵を描きたくなるのかもしれませんね。
大河原くんのセンスに思わず笑ってしまいました。





さて、この日は、ポレポレメンバーで、
今はエイブルアート芸術大学に参加している小川正宏さんが
2Fで展覧会をやっているということもあり、顔を出してくれました。



うれしそうな裕士くん。



そんな裕士くんが描いてくれたのが、
今度の展覧会のタイトル「ポレフォニー」の文字。



そして、美名子さんが
「ゆっくり20年」の文字を描いてくれました。

少しずつですが、展覧会に向けて準備が進んでいます。
次回のポレポレには、DMが完成しているかな・・・・・・。





余談ですが、太一くんは小川さんに会うのが、
長塚さんの御通夜以来だったということもあって、
急に長塚さんの話を始めていました。

「ポレフォニー」展では、長塚さんの作品も展示しますからね。





次回8/22のポレポレですが、
普段の活動場所が使えないため、会場が
1Fコミュニティスペースに変更になります。
(玄関から入って左側のところです)
ご注意ください!