「炎熱商人」を読み終えて(その2) | 『昭和23年に生まれて』のブログ

『昭和23年に生まれて』のブログ

堺屋太一の名づけた『団塊の世代』のど真ん中、昭和23年生まれ。
自分の人生を振り返りながら、気の向くままの思い出話。

この小説で久しぶりに「商人」という言葉に何かを感じた。

英語では「ビジネスマン」なんだろうが、この小説で深田氏が言いたかったのは何か?

勝手な解釈だが…「あきんど」だろうか。

題材は、フィリピンで事業を展開する「商社」で、この活動に戦前の日本帝国の国策「共栄共存」という日本主導のアジアの発展を被らせているように思えた。

 

当時のアジアは、中国(中華民国)は植民地になっていなかったが、アジアの他の国同様に西欧列強にやられていたのは事実だ。

そんな世界情勢のなか、明治維新で西欧化に成功した「日本帝国」だけが、列強に対抗できる国だった。

しかし、所詮アジアの小国「日本」が列強の仲間入りをし、アジアの盟主として勢力を拡大することに西欧列強が容認する道理はないね。

だから、更なるパワ~アップ策として実力以上に活動を拡大し、ついには無謀な「戦争」に突入した。

「無理」は結局「破滅」への道で、まともなロジスティクスすら維持できなくなり、悲惨な結果をまねいた。

その教訓か、戦後は「平和民族」「平和国家」としての「道」を選択した。

結果、経済大国になった。

 

なんて事を上巻を読んみながら、思った。

しかし、下巻を読みだしてから少し思うところが違ってきたね。

続きは、また書こう。